3. 注文ごとに包むモチモチ餃子|馬上荘
1957(昭和32)年創業、天神から地下鉄で4駅、中心部から少し離れた下町・西新に店を構える「馬上荘」。いわゆる“博多ひとくち餃子”とは一味違う、独自のひとくち餃子を味わえる名店です。自慢の餃子は、皮もアンももちろん自家製。やや白っぽい生地は、薄いのにモチッとしたクセになる食感。ふんわり包まれたアンから広がる、合挽き肉やタマネギの甘みがたまりません。
餃子は注文が入ってから麺棒ですばやく皮を伸ばし、丁寧に包み、鉄鍋で焼き上げ。カウンターは、ご主人と娘さんの見事なコンビネーションを目の前で楽しめる特等席。流れるような手さばきに目を奪われます。
また、餃子の出来上がりを待ちながら味わう酒の肴も名品ぞろい。プリッコリッと食感のいい「すもつ」300円、「レバーテキ」250円、「にらとじ(もつ入り)」580円、ニラを昆布などと一緒に漬けた「馬上漬」250円など、どれもハズせません。
紺地ののれんがかかる、趣あるたたずまいも魅力的。現在はお持ち帰り用の「冷凍焼き餃子」と「冷凍水餃子」も販売されているようなので、気になる方はチェックしてみてください。