〈人気シェフのうちレシピ〉

外出自粛のムードのなかで自炊をするも「手持ちのレパートリーが尽きてしまった」なんて方も多いのでは? そんな方にぴったりのYouTubeチャンネルが「人気シェフのうちレシピ」。

人気店のシェフと食いしん坊な映像のプロたちがタッグを組んだこのチャンネルは、シェフたちがリレー形式でレシピを披露。作り方とコツを丁寧に解説してくれるので、「人気シェフの料理は気になるけど、普段は外食派だったから自炊はまるで……」とご心配のかたでも大丈夫◎。


「スブリム」で提供されるホイップバター 出典:alapoさん

チャンネルのなかから今回ご紹介するのは、元「スブリム」加藤順一シェフのレシピ。パンを食べる手が止まらなくなる「キャラメル風味のホイップバター」です。キャラメルといっても甘みはなく、一度焦がしたバターを使うことで香ばしい風味をつけたもの。お店で出しているものと全く同じ作り方なので、その味は折り紙付きです!

本日のレシピ「キャラメル風味のホイップバター」

■材料
無塩バター 200g(ポマード状にする用)
無塩バター 200g(焦がしバターにする用)
塩 小さじ2

1. バター200gは常温に戻し、ポマード状になるまで練り混ぜる。

2. 残りのバター200gは鍋に入れて強火にかけ、泡立て器でときどき混ぜながら熱する。泡が立ってきたらそれ以降は絶えず混ぜる。ナッツのような香りがして、泡が細かくなってきたら弱火にする。少し混ぜたら火を止め、すぐにペーパーで濾して耐熱ボウルに入れる。

3. 2のボウルの底を氷水にあてながら、ポマード状のバターとほぼ同じ柔らかさになるまで、空気を含ませながら混ぜる。

4. ポマード状のバターに塩を加えてさっと混ぜる。ホイップした焦がしバターを少しずつ加え、その都度混ぜればでき上がり!

お店では絞り出して提供していますが、家庭ではココット皿に入れ平らにならすと、簡単にプロっぽい盛り付けに

このバターに合わせるのは「ちょっと酸味のあるカンパーニュやライ麦パンがおすすめ」と加藤シェフ。

また、もし余ってしまったときは冷蔵ではなく冷凍保存で。食べるときにレンジで少しだけ温め、かるくホイップし直すといい、とのことでした。

作るのにちょっとだけ手間がかかりますが、バターと塩だけで一流フレンチの味が再現できるのはうれしいですね! 焦がしバターの火入れの見極めかたなど、もっと細かいポイントはぜひ動画でご覧ください。油を熱するので、くれぐれも火傷にはご注意を。

加藤順一シェフ

※加藤シェフは現在、2020年12月11日にオープンした銀座のフレンチ「ラルジャン」に在籍しています。

たくさんのシェフがオリジナルメニューを披露

今回ご紹介のレシピの他にも、さまざまな人気店のシェフのレシピ動画がアップされています。ぜひご覧になってください!

おいしそうなレシピが続々登場!

親子でかんたん!餃子の皮のラビオリ。

東京・北参道のイタリアン「Convivio」の辻シェフのレシピ。パスタの代わりに餃子の皮を使って、気軽にラビオリを作れます。帽子形の見た目がかわいく、クリスマス料理としてお子さんといっしょに作っても盛り上がりそう。

フライパン1つで!イタリア風・極上タルト。

東京・神谷町のイタリアン「ダ・オルモ」の北村シェフが教えてくれるのは、イタリア郷土料理の、フライパンで作る塩味タルト。素朴な味わいながら、豚ひき肉とベーコンのうま味でいくらでも食べられます。ワインにぴったり。

写真:人気シェフのうちレシピ
文:食べログマガジン編集部