〈人気シェフのうちレシピ〉
外出自粛のムードのなかで自炊をするも「手持ちのレパートリーが尽きてしまった」なんて方も多いのでは? そんな方にぴったりのYouTubeチャンネルが「人気シェフのうちレシピ」。
人気店のシェフと食いしん坊な映像のプロたちがタッグを組んだこのチャンネルは、シェフたちがリレー形式でだれでも挑戦しやすいオリジナルレシピを披露。作り方とコツを丁寧に解説してくれるので、「人気シェフの料理は気になるけど、普段は外食派だったから自炊はまるで……」とご心配の食べログマガジン読者でも大丈夫◎。
チャンネルのなかから今回ご紹介するのは、「スブリム」の加藤順一シェフによる、バスク風のトマト煮込みソース。 100円のトマト缶が一流レストランの味になります!
本日のレシピ「簡単!トマト煮込み」
■材料
トマト缶(ダイスカット):400g
生ハム(ベーコンでも可):100g
にんにく:1片
タマネギ(小):1個
赤ピーマン:1個
うま味調味料:適量(10ふりくらい)
オリーブオイル:大さじ3
塩:適量
コショウ:適量
作り方
1. 玉ねぎは1cm弱の角切りにする。ピーマン、生ハムは一口大に切る。
2. 鍋にオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火で熱する。にんにくはきつね色になったら一旦取り出す。
3. 鍋に生ハムを加えて弱火で熱し、香りがたったら玉ねぎを加えて炒める。ピーマンを加え、にんにくを戻し入れて5分ほど炒める。
4. トマトを加えて強火にし、沸騰したら弱火にして10分ほど煮込む(焦げそうなときは水を足す)。うま味調味料、塩、こしょうで味をととのえる。にんにくを取り出して、完成。
「洋食の基本は味を濃縮させること」と語る加藤シェフ。煮詰めて野菜の水分をとばしつつ、生ハム、にんにくの香りを均一にいきわたらせることで、絶品のトマトソースになるそう。隠し味にうま味調味料を加えるのが意外ですが、酸味のあるトマトを食べやすく、一段上の味に仕上げてくれるんだとか。
こちらのバスク風トマト煮込み、現地ではこのまま煮込み料理として食べることも多いそうですが、目玉焼きや鶏肉ソテーのソースとして使うのもおすすめとのこと。もっと詳しいコツやシェフのお話は、ぜひ動画にてご覧ください。
加藤シェフのお店はこちら
スブリム|麻布十番
日本とフランスでフレンチの基礎を学んだ後、デンマークにて北欧の先進的な料理を会得した加藤順一シェフ。
前菜は北欧料理のように美しく、メインはフレンチの満足感を意識してしっかりとしたポーションで、「日本の食材の再発見」をテーマに地産地消にこだわった料理を。「フレンチ×北欧×日本」の掛け合わせから生まれるイノベーティブな料理は、加藤シェフにしか作れない世界です。
オープンキッチンなので、目の前で調理のライブ感を味わえるのも魅力。記憶に残る食体験ができるお店です。