開運!氣になるレストラン

元銀座のホステス&開運アドバイザーの藤島佑雪が、かつての同伴その他の経験から選んだ、運気を上げるレストランやカフェ、食堂など食のパワースポットを紹介します!

 

vol.9 女性性を高める“姫の氣”とひとの上に立つ“社長の氣”を開く~『白山室堂』

みなさま、開運してますか? わたくし「『山と渓谷』に執筆するのが夢!」登山大好き、藤島佑雪です。今回もよろしくお願いいたします。

 

開運、したいですよね? それも、手っ取り早くできたら最高!ですよね。世の中にはご利益があるといわれる神社、たくさんあります。お詣りされている方も大勢いらっしゃいます。でもね、申し訳ないですけど、街中の神社に車や徒歩でちょちょいと行って、ちょちょいと拝んでくるくらいじゃ、そう簡単にガバッと開運できるもんではございません。やっぱりね、参拝するにもちょっとやそっとの手間暇はかけないと、運も大きくは開けてはいかないんですよね。で、聖なるお山に登拝する登山なんぞはひぃこら大変な分だけ、急速開運できるようなたっぷりした氣がいただけます。

 

というわけで今回は夏休み特別企画『手っ取り早く、ガバッと開運! そうだ、開山1300年の白山登ろう』です。はい。古くから足を踏み入れることすら許されないほどの霊山だったのが、1300年前の養老元年に修験僧の泰澄が白山に登り、妙理大菩薩を感得。以降、登拝道が開かれ、わたくしなんかも登山させていただけるに至っているわけです。普通に登るだけでもありがたいお山ですが、行政も巻き込んで大いに盛り上がるような節目の年に登れば、ありがたさはさらに倍。白山は今、特に登りどきです!

で、ですね。霊峰白山は富士山、立山と並んで日本3霊山と呼ばれるくらいのお山ですから、さまざまな方面の氣をもっています。が、今回は女性性を高める“姫の氣”とひとの上に立つ“社長の氣”について、ひとくさり申し上げたく存じます。

 

まず、姫の氣。標高2702mの白山をご神体とする白山比咩神社のご祭神は、菊理媛尊(くくりひめのみこと)という女神さま。お隣、富山の霊峰、立山の主峰である雄山が男性であるのに対し、白山は女性のお山なんですよね。その名の通り、1年の半分は雪に覆われた色白美人さんであり、数あるお山のなかでもお花が美しいことで知られています。チングルマやミヤマダイモンジソウのような楚々とした白い小さな花々があるかと思えば、濃いめのピンクがパッと目につくコイワカガミ、艶やかなオレンジ色のクルマユリに紫がかった黒い花びらがミステリアスな雰囲気を醸し出すクロユリなど。標高が変わるごとにさまざまな花が咲き乱れ、目を楽しませてくれます(ピークは7月下旬から8月上旬までですが)。また、その山頂から流れる雪解け水は石川県の手取川、福井県の九頭竜川、富山県の庄川、岐阜県の長良川となり、4県を広く潤しているといいます。多彩な華と潤い。女性としての魅力が高まる氣が溢れかえっているわけです。同時に4つの大きな川で4県に住む人々の暮らしを支えるパワーは、ひとの上に立つ、リーダーとしての資質、社長の氣にもつながります。

そんな氣を食事でさらに取り込めるのが、標高2,450mの地点にある山小屋『白山室堂』の食堂でございます。

ランチタイムは白山名物、堅豆腐を使ったカレーやラーメンがあり、夜は肉か魚か選べて、おかずもちょこちょこ。

朝は焼魚におかずちょこちょこ。これは山小屋としたら相当に充実した内容です。しかも、朝晩おかわり自由のごはんは白山のふもとで、白山を源流にもつ手取川の清流にて育った、ゆめみづほがホカホカの炊き立て。

朝は梅干し、のり佃煮、ふりかけが、

夜は鯛みそと加賀野菜である源助大根の千本漬けが、どうぞご自由に状態でサービスされているので、ごはんが進む進む! 山登りはカーボローディングしとかないといけないので、大変助かります。また、地元のお味噌でつくるお味噌汁がおいしいんですよね! 地産地消って本当にいいこと。その土地で育ったものをいただくのは、最高のパワーチャージになりますから。

 

こちらで栄養をとり、手を伸ばしたら届きそうな満天の星空とご来光を拝めれば、すばらしい氣を満タンチャージできるはず!