【カレーおじさん \(^o^)/の今週のカレー#127】「パプリカ」
今年の夏休みはかなり特殊な夏休みになってしまったという方も多いかと思います。それ以上に夏休みを取れなかったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな中「ワーケーション」なんて言葉も聞こえてきて、様々な形で新しい働き方や休み方を模索する夏になっていますが、そのワーケーションにぴったりなお店を見つけました。今週は千葉・木更津の「パプリカ」というお店をご紹介しましょう。
「三井アウトレットパーク 木更津」からも徒歩圏内。車ならすぐです。東京湾アクアラインの入り口も近く、電車よりも車の方がアクセスが良い場所にあるホテル「Jesly Villa Tokyo」の一階に入っているマレーシア料理のレストランです。東南アジアにあるアットホームなホテルといった雰囲気で、レストランのみの利用も可能です。店内も居心地が良く、テラス席もあります。
看板メニューの「ナシレマ」1,200円は、ココナッツミルクで炊いたバスマティライスにチキンルンダン(マレーシアのココナッツチキンカレー)が付き、ピーナッツ、小魚、サンバルソースと一緒に食べるマレーシア名物の定食。
こちらのチキンルンダンはサラっとした口当たりで程良くスパイシー。上品なおいしさです。食欲が無い日でも、これをひと口食べれば食欲もわいてきそうな、元気になる味でした。
「マレーシアンカレーヌードル」1,400円もおすすめです。カレースープに入っている麺は、ミーというソフト麺のような麺とビーフンの2種類。これに海老やイカなどの魚介、手羽先のスパイス揚げ、油揚げ、野菜などがのって非常に具沢山。マレーシアのカレー麺といえばラクサも有名ですが、いわゆるラクサとも少し違うスタイルであり、個性を感じました。
どちらの料理もオーセンティックでありながらもここでしか食べられないという個性があり、どのような工夫をしているのか店員さんに聞いてみると、こちらのシェフはマレーシアの5つ星ホテルである「シャングリ・ラ ホテル」で料理長をしていた方で、その日の気分で味もスタイルも少しずつ変えているのだそうです。ホテルですから、宿泊客の中には毎日ここで食べる方もいるでしょう。
そうなると同じ味だと飽きが来る場合もあります。しかし毎日違う味であれば同じメニューでも飽きが来ません。ホテルだからこその工夫であり、そして、このクオリティなら毎日味が違っていても、おいしいということには変わりはないのだろうと容易に想像がつきます。
滞在したくなってしまいましたが仕事の合間で立ち寄った僕。滞在はできなくともせっかくなのでもう少しゆっくりした時間を過ごそうと、「ティータレ」480円を注文。練乳を使ったミルクティーで、ホットで飲むのが一般的ですがこの日は猛暑だったのでアイスにしてもらいました。アイスでもしっかりした甘味で、スパイスの利いた料理を締めくくるのにちょうど良いドリンク。やっぱり滞在したい気持ちが増してしまいました。
近くには海もありますが、近すぎないので静かな雰囲気です。お店の方もホテルの方も非常にフレンドリー。リモートワークが可能な方は、ここのホテルの部屋で仕事をし、お腹が空いたらここでご飯を食べ、仕事が終わったら海を見に行くなんてこともできるわけです。なんと魅力的なプラン!
マレーシアも非常に暑い国です。そんな暑い国の料理がひと際おいしく感じられる季節である今、おすすめのお店ですよ。まだあまり知られていない、知る人ぞ知るお店ですから。
※価格はすべて税抜