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話題のお店が集まる学芸大学エリアのおいしいテイクアウト
緊急事態宣言が出されて1ヶ月半。一日も早く日常が戻るように、今はStay Homeです。しかしながら、じっと我慢していると気が滅入るのも確か。でも、ものは考えよう! 普段はテイクアウトをやっていないお店の、まさに期間限定、レアもレアのメニューが食べられるということです。この状況を嘆いてばかりではつまらない。おいしいものを食べて楽しく過ごしましょう!
今回は、おいしいお店が集まっていると噂の学芸大学エリアのオススメ4店をご紹介します。
1. 宮崎から届く魚で作る「酒場浮雲」のサンドイッチ

スイスの日本料理店、イタリア料理店、もつ鍋店での経験を積んだ店主のジャンルレスな料理に、“映える”自家製サワーが大人気で常に満席状態だった「酒場浮雲」。しばらく休業したのちに始まったテイクアウトには、“浮雲ロス”の人々も大歓喜!
テイクアウトメニューには「日替わり弁当」をはじめ、「ホルモン焼きそば」1,000円、「宮崎県霧島鶏のチキン南蛮」1,000円など、お店でも人気の料理がラインアップに登場。どれにしようか本当に迷ってしまいますが、私が注目したのは大好きな定番メニュー「〆さばサンド」の代わりに考案された「宮崎県直送 お魚のサンドイッチ」です。

この日は、届いた鰆を1週間熟成させフライにした「熟成鰆サンド」。熟成鰆の他にはキャベツ、紫キャベツのコールスロー、山形県の郷土料理である「だし」と大葉やレモンを入れた特製タルタルソースを、こんがり焼色のついたトーストに挟んでいます。
甘味と酸味が絶妙で、お魚のフライなのにさっぱりとした味わい。あっという間に完食してしまいます。仕入れによってお魚が変われば、もちろん味付けも変えるそう。次は何サンドにめぐり合えるのか楽しみでもあります。
テイクアウトは5月で終了してしまうかも?ということなので、お近くの方はチェックしてみて!
■テイクアウトメニュー例 ・熟成鰆サンド:1,400円 ※仕入れにより魚が変わります ・もつ鍋セット(3人前):3,800円 ※前日20時までの予約注文 ・フルーツトマトのナムル:700円 ・前菜盛り合わせ(2人前):2,300円 ・じゃこと九条ネギのチャーハン:1,000円 ・おさつとマスカルポーネ:800円 ※価格はすべて税込 ※提供は5月末まで(状況により変更あり) |
2. たかがサラダと侮るなかれ! ビタミンたっぷり、食感も楽しい「farm studio #203」のデトックスサラダ

リモートワークの間にダイエット!なんて人にオススメなのが、「farm studio #203」の「デトックスサラダ」です。イメージはマルチビタミン。約30種類の野菜、ナッツをハニーマスタードドレッシングで和えています。香り付けのオイルに香ばしい葱か爽やかな山椒をチョイス。珍しいとのことで山椒にしました。

このサラダ、タダモノではないのです。約30種類の食材も驚きですが、ドレッシングにはオイルを使っていないそう! はちみつとマスタード、少しの塩だけで作っています。そこに野菜を和えて、フルーツで酸味を。さらに、フライドオニオンやナッツでうまみをのせていくのです。油分は、選んだ香り付けのオイルをひと回しかけるだけ。
入っているのはキウイ、トマト、サニーレタス、ブロッコリー、クコの実、レーズン、カシューナッツ、花豆など。食べてみるとザクザク、シャキシャキ、ホクホク、甘い、辛い、酸っぱい、瑞々しいと食感も味わいも多彩で、口の中が楽しくて仕方がない。最後にビリっとした山椒オイルの刺激で味を引き締めるところが、中国料理ならでは。
デトックスして身体をリセットでき、栄養もきっちり摂れるなんて、良いことずくめのテイクアウトです。
■テイクアウトメニュー例 ・デトックスサラダ 香のチョイス 葱or山椒:1,100円 ・阿波牛の四川麻婆豆腐:1,400円 ・餃子(1個):180円 ・かに炒飯:1,400円 ・かにたま:1,900円 ・いか焼きそば:1,000円 ※価格はすべて税抜 ※注文・問合せ電話番号:03-6712-2368 |
3. エビとバターのコクはまさに洋風のタイカレー! 「囲炉裏バル カルボ」のカレーが絶品という噂

「囲炉裏バル カルボ」はカウンター前に色とりどりの食材が並び、キッチンの真ん中には囲炉裏が鎮座。新鮮な魚介やお肉などを炉端の炭火の周りに立てて、火の距離を調整しながら焼き上げ“原始焼き”にするスペインバルです。まだオープンして半年も経っていませんが、早くも予約困難店の仲間入りをしました。料理がおいしいのはもちろんのこと、ひとり4,000円あれば大満足というコスパの良さも魅力。
テイクアウトには、名物ポルケッタや自家製ソーセージなどを炭火焼きした「カルボ特製炭焼き肉盛り合わせ」3,500円や、人気のおつまみが10種類以上入った「カルボのおつまみ盛り合わせ」2,000円をはじめ、パスタやサンドイッチも。

この日は営業再開に向けて考案した新メニュー、「パプリカとエビのココナッツカレー」を選んでみました。玉ねぎを甘みが出るまでしっかりバターで炒めたところに、フレッシュトマトを入れて水分がなくなるまでさらに炒めます。甘みとうまみが出たらミキサーでピューレ状にしてエビのだし汁、ココナッツミルク、レッドカレーペーストを混ぜ合わせ、塩コショウで味を調えたら完成。
ひと口目はトマトの酸味とパプリカの甘みを感じ、食べ進めるとエビのうまみとレッドカレーの辛さが増してくる。これはおいしさが何段階にも訪れる、手早く簡単においしくできるカレーですね。提供まで5分ほど待ちますが、アルゼンチン産の天然赤エビを炒めているおいしい香りが漂い、待ち時間も楽しくなります!
■テイクアウトメニュー例 ・数量限定 特製ラザニア サラダ、ラペ、自家製フォカッチャ付き:1,100円 ・パプリカとエビのココナッツカレー サラダ、ラペ付き:1,100円 ・静岡県天城軍鶏タルタルのデビルサンド フライドポテト付き:1,200円 ・カルボのおつまみ盛り合わせ(2人前):2,000円 ・カルボ特製炭焼き肉盛り合わせ(2〜3人前):3,500円 ・カルボおつまみ盛り合わせ&パブロ日替わり特製パエリア(2〜3人前):3,800円 ※価格はすべて税込 |
4. ホムパもできる! おいしいものがいっぱいに詰まった「リ・カーリカ」の贅沢セット

2013年のオープン以来、予約の取れないお店であり続け、学芸大学駅グルメで不動の人気を誇る「リ・カーリカ」。テイクアウトもさすがのラインアップです。上質なお肉が楽しめるお店ですから、「リカリカ名物! 和牛のステーキフリット(ポテト付)」3,200円や「リカリカ名物!お肉の盛り合わせ(ポテト付)」7,000円など、お肉好きなら放っておけないメニューばかり。
でも、イチオシは写真の「元気になっちゃうリカリカおつまみセット(10種)」。お店のコース料理をそのまま食べているかと思わせるような豪華な内容で、もちろんボリューム満点。持ち帰って箱を開けると、お家では作れそうにない料理ばかりでテンションもアップ!

内容は仕入れによって変わりますが、名物の「王様しいたけ」や「鶏レバーパテ」「自家製プロシュートコット」など、お肉もお魚も野菜もパスタも見目麗しく所狭しと箱に収まっています。
それもそのはず。スタッフ全員で意見を出し合って仕込んでいて、「生産者、食べる人、もちろんスタッフも、みんなが元気になれるように」との思いがあふれたセットなのですから。
冷めてもおいしいのですが、添えてあるメニューに「温めるともっとおいしい!!」ものに丸印を付けてくれているので、温めてから召し上がってみて。きっとお店で食べている気分になれるはず。
■テイクアウトメニュー例 ・元気になっちゃうリカリカおつまみセット:10種 4,500円/5種 2,500円 ・リカリカ名物! 和牛のステーキ弁当:3,000円 ・心を豊かにする野菜たっぷりスープ:1,000円 ・絶対に負けられないスパイスカレー(米なし2人分):1,500円 ・Forza!! イタリア!! ラザーニャ(単品):1,200円 ※価格はすべて税込 |
※外出される際は、感染症対策の実施と人混みの多い場所は避けるなど、十分にご留意ください。
※テイクアウトは流動的かつ期間限定の場合も多く、一時的な可能性も含め記事公開時点で取り扱いが終了している可能性もあります。また、日々内容も変化するため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。
撮影・文:高橋綾子