【カレーおじさん \(^o^)/の今週のカレー#55】「生駒」
そろそろ平成も終わりを迎えます。次の元号も令和と発表されました。平成という時代を振り返ると、多様性、ダイバーシティという考え方が世界的に広まった時代とも言えるかと思います。カレーも平成の時代に多様化していきましたが、昭和の時代から存在する町中華のカレーも平成という時代に進化を遂げています。
「生駒」の外観
今回ご紹介する「生駒」はまさしくそんなカレーがいただけるお店。錦糸町駅からも菊川駅からも徒歩10分程度。緑三丁目交差点近くにあるそのお店は夜ともなると連日予約でいっぱいの人気です。しかし気取ったお店ではなく、昔ながらの町中華というスタイルなのです。お値段もお手頃で。
「お得な生ビールセット」で乾杯!
まずは生ビール(他ドリンクでも可)とおつまみを選べる「お得な生ビールセット」850円からはじめるのがおすすめ。今回は3人で行き、それぞれ気になるものを頼んだのですが、キュウリとクラゲの和え物、黒酢スブタ、焼き餃子という組合せになりました。どれも安くてどれも美味しい。これぞ町中華の醍醐味ですよ。
写真左から、「キュウリとクラゲの和え物」「黒酢スブタ」「焼き餃子」
そしてメインのカレー。そう、こちらにはカレーメニューもあるんです。よくある町中華のカレーとは全然違うカレーが3つも。中でも「排骨カレー炒飯」900円が一番人気。
「麻婆カレー飯」
そして最近新メニューとして加わったのが「麻婆カレー飯」880円。
「麻婆カレー飯」に排骨をトッピング
これにもプラス320円で排骨をトッピングできます。ここの排骨は最高なのでトッピングしちゃいましょう! さらに今回は裏メニューに「回鍋肉カレー焼きうどん」880円もあるということで、こちらもいただきました。
「回鍋肉カレー焼きうどん」
これがね、全部が全部美味しいんですよ。びっくりします本当に。僕が特に気に入っているのが「麻婆カレー飯」。麻婆豆腐というと最近は麻辣ブームで花椒が印象的なものが増えているように思いますが、こちらの麻婆豆腐は豆豉が存在感を主張しています。深みと甘味があるんです。
そして正しく美味しい麻婆豆腐でありながらもトマトが入っていることによってグッとカレー感が強まります。これはわかっている証拠。麻婆カレーも全国的に増えましたが、ここまでクオリティの高いものは他にそうありません。
「排骨カレー炒飯」も安定の美味しさ。ただでさえ美味しい排骨、カレーあんかけがかかることによってさらに美味しくなります。これにしっとり系の炒飯が合う!
そして回鍋肉カレー焼きうどん。これまた凄かった。うどんはきしめんのような太くて平たい麺。回鍋肉的な具と味付け。さらにカレー。足し算の美学です。足しすぎると重くなることも多々ありますが、こちらは重くならないのがまた凄いところ。
美味しい中華おつまみで〆に絶品中華カレー。お酒をしっかり飲んでもお財布に優しい。これぞ町中華の素晴らしさですよ。
昭和から続く町中華の、平成に進化した中華カレー。令和にも、その先の時代にも伝えていきたい美味しさです。そしてこのお店なら、時代に合わせた進化をし続けてくれるだろうと思います。
※価格は全て税込