〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

Patisserie “Basique”(東京・仙川)

ピティヴィエ 写真:お店から

2025年7月、仙川駅から徒歩3分ほどの場所に、フランス菓子を販売する「Patisserie “Basique”」がオープンしました。店名の「Basique」はフランス語で「基本」という意味。基本に忠実に、オリジナリティも忘れないスイーツを生み出しています。オーナーシェフの山崎正也氏は辻調理師専門学校を卒業後、同校で製菓教員として教壇に立ち、さらに研鑽を積むべくフランス・リヨンの「ショコラティエ・ベルナシヨン」や、ニースのレストラン「シエル・ダ・ジュール」でパティシエとしての研修を経験。その後「エコール 辻 東京」で副校長・製菓主任教授として後進の育成に尽力し、聖徳大学短期大学部では総合文化学科学科長を務めました。今年3月末で47年間にわたる教育現場での活動を終え「フランスの街角で愛される“ふだんのお菓子”をもっと気軽に味わってほしい」という思いから、自身の店を構えることとなりました。

店内にはおいしそうなフランス菓子がずらり 写真:お店から

出店場所に仙川を選んだのは、調布市出身の山崎氏にとって、馴染み深く、心地よい街だったからだそう。パリの街角にあるパティスリーをイメージしたという店内は、白を基調としたシンプルで清潔感のある空間に仕上げられています。美しく並ぶケーキや焼き菓子が、ショーケース越しにゲストを優しく迎えます。

ティグレ 写真:お店から

看板商品の一つである「ティグレ」450円は、チョコチップ入りのフィナンシエを香ばしく焼き上げ、中心に濃厚ガナッシュをたっぷりと詰めた贅沢な一品。外はサクッと香ばしく、内はなめらかなチョコレートの口どけが楽しめ、焼き菓子の風味とチョコレートの深みを一度に堪能できます。

ファーブルトン 写真:お店から

もう一つの看板商品「ファーブルトン」450円は、フランス・ブルターニュ地方に伝わる伝統菓子で、やさしい甘さともっちりとした独特の食感がクセになる味わいです。

「フラン・ヴァニーユ」680円 写真:お店から

人気を集める「フラン・ヴァニーユ」680円は、ブルボンバニラとタヒチバニラで香り豊かに作ったカスタードに北海道の生クリームを加えて焼き上げた滑らかな食感のフラン。他にも「フィナンシェ」330円や「マドレーヌ」330円などの焼き菓子、「ミルフィーユ」650円、「アプリコットのタルトレット」650円などの生菓子を約20種類取り揃えています。

長年にわたりフランス菓子の基本を教えてきた山崎氏が、一つ一つ丁寧に作りあげているフランス菓子。ベテランパティシエの生み出す素材の持ち味を活かした奥深い味わいを楽しみに、足を運んでみてはいかがでしょう。

食べログレビュアーのコメント

まめぞう
クッキーデュオショコラ   出典:まめぞうさん

『「クッキーデュオショコラ」(450円)
をクレカでお支払い。

さっそくいただく。
ダブルチョコレートクッキーである。

おおよそ10センチほどの直径、
コニャック色のベースに黒の斑点。

触った感じは硬い。

齧ると最初はサブレを食べた時のサクサク感、
口中に一気に甘みが広がる。
中の層はやや柔らかく、
バターたっぷり、シナモンの香りも』(まめぞうさん)

ファーブルトン 出典:チェリー先生さん

『★ ファー ブルトン 450円

まるでカヌレの様にエッジがパリッと!
ファーブルトンらしい優しい口当たりで、
プラムの瑞々しさまで美味しい。
是非買ってみて!

★ シュー ア ラ クレーム 420円

買いに行くのが億劫なリョーコのシュークリームが
マイベストなんですが、
これは!かなり!美味しい!!

手に持った瞬間から期待値上がったの。
重いのよ♡
上掛けされたクッキー生地がさっくり。
中にはパンパンに詰められたクリームが。
バニラが贅沢に使われていて、
こっくりと重めのクリームなのですが、
空気の含ませ方なのかな?
感激しているうちに食べ終えてしまった』(チェリー先生さん)

※価格は税込。

食べログマガジンで紹介したお店を動画で配信中!
https://www.instagram.com/tabelog/

文:佐藤明日香