「ブノワ・ニアン 銀座」の「ショコラパフェ」

東京・銀座にある、ベルギー発の名ショコラトリー「BENOIT NIHANT GINZA(ブノワ・ニアン 銀座)」。同店の地下1階にあるカフェスペースでは、こだわりのチョコレートを使ったケーキや焼き菓子、ドリンクなどを味わうことができます。数あるメニューの中で特におすすめしたいのが「ショコラパフェ」。今回は僕が食べて感動した「ブノワ・ニアン 銀座」の絶品パフェをご紹介します。

元エンジニアのカカオ職人が手掛ける、日本初の旗艦店

外観

銀座四丁目交差点からほど近い、ギンザアクトビルの1階と地下1階にある「ブノワ・ニアン 銀座」。2023年にオープンした同店は、ベルギー発の高級チョコレートブランド「ブノワ・ニアン」の日本初の旗艦店です。2025年4月には虎ノ門ヒルズに国内2号店をオープンし、日本市場での存在感をさらに高めています。

ブノワ・ニアン氏 写真:お店から

ブノワ・ニアン氏はベルギー出身のショコラティエであり「カカオ職人」と称される異色の経歴の持ち主。もともと製鉄メーカーでエンジニアとして働いていましたが、チョコレートの奥深い魅力に引かれ独学で研究を重ね、2006年に自身のチョコレートブランドを立ち上げました。

2016年と2017年には「C.C.C.」(ショコラの品評会)で銀賞を受賞。2021年には「アカデミー・オブ・チョコレート」で金・銀・銅を受賞。また2020年、フランス発祥のレストランガイド「Gault & Millau(ゴ・エ・ミヨ)」が発行するベルギー・ルクセンブルグ版の別冊「Guide Chocolatiers 2021」にて、ワロン地域唯一の「ショコラティエ オブ ザ イヤー」にも選出されています。

店内

1階は、ブノワ・ニアン氏が愛用するヴィンテージの石臼を思わせる深い青と、柔らかな照明の光が織りなすシックで大人な空間。店内のデザインにはベルギー工房を彷彿とさせる要素がちりばめられています。

芸術的な空間

「ブノワ・ニアン」では、カカオ豆の選定から焙炒、コンチング、成形まですべての工程を自らの工房で一貫して行う「ビーントゥーショコラ」を追求。単一農園、単一品種のカカオにこだわり、カカオそのものが持つ個性(フルーティーな酸味、ナッツのような香ばしさ、土の深みを思わせる苦み)を最大限に引き出しています。

地下のカウンター席

地下1階に下りると、カウンター席のみのカフェスペースが広がっています。8席のみのカウンターは静かな贅沢を約束する特別な空間。こだわりのチョコレート菓子をドリンクと一緒に味わうことができます。

今回はそんな同店のスイーツの中から、僕が特におすすめしたいとっておきの2品をご紹介します。