これがレモンのクリームソースフェットチーネの作り方!

村上さんにレモンのクリームソースフェットチーネを作ってもらった。「パスタ生地には卵を使っていません。それが胃にずっしりこないポイントかもしれませんね。調理では、生クリームのつめ方が大事。濃度の調整は感覚に頼っているところが大きいですね」

生地(1皿120g)は国産の強力粉とセモリナ粉を使用。冬場なら常温で1~2日寝かしておく。オーダーが入ってから、生地を麺棒やパスタマシンを使ってのばしていく
3回ほど生地を折ってパスタマシンに通す作業を繰り返す
この作業を繰り返すことで歯ごたえがありつつなめらかな麺になる
ローラーでカットする
岩塩が入った湯に麺を入れる
約1分間茹でる
フライパンに生クリーム(乳脂肪分36%)を入れ強火で煮詰めていく
茹で上がった麺をフライパンに投入。混ぜ合わせる
パルミジャーノチーズを削る。塩少々、レモンを搾ってよく混ぜ合わせる
皿に盛る
レモンの皮を削る。さらにパルミジャーノチーズ、コショウ、オリーブオイルをかけて完成

これが門上さんおすすめ麺、レモンのクリームソースフェットチーネ

レモンのクリームソースフェットチーネ(1,750円)

一見真っ白でシンプルな料理だが、作りたてのつるつるとなめらかな麺、レモンのさわやかさ、生クリームのコク、チーズの旨みが絶妙で、あっという間に完食してしまうおいしさ。工程を見ていてわかるが、調味をするというよりも、素材の組み合わせで成立している。だからこそ、シェフ=職人の技が光る、ごまかしのきかない、バランスの料理なのだ。

 

門上さん

フェットチーネなので、幅広の麺の適度な弾力が心地よいです。ソースはレモンの優しい酸味とクリームのまろやかさの融合です。レモンに苦みはなく、レモンの力のありがたみを感じます。

これからもブレないように、続けたい

「同じことを毎日続けているだけなんですよ」と照れたように村上さんは笑う。そして「今後も来ていただけるお客様に喜んでいただけるように、ブレることがないようにいたい。今やっている料理を食べて幸せになっていただければ、うれしいですね」と話してくれた。

置かれたアンティークの食器や小物も素敵。ランチはラザニアやパスタが人気

食べログマガジンで紹介したお店を動画で配信中!
https://www.instagram.com/tabelog/

※価格は税込。

撮影:東谷幸一
取材、文:木佐貫久代