僕のスペシャリテ!!! 4種のいちごを使った贅沢すぎるパフェ

同店では季節によってさまざまなパフェが登場します。その中でも1番におすすめしたいのが「4種のいちごパフェ」3,200円!(1~4月下旬ごろまでの販売)

その名の通り主役となるのは4種類のいちごで、その日のおいしいいちごを厳選してパフェに使用しています。3種類は店主のおすすめ、メインのいちご(1種類)は、埼玉県・久米原農園の「あまりん」、茨城県・ふじえだいちご園の「いばらキッス」、新潟県・安田興和農事の「越後姫」の中から1つ選ぶことができます。今回は「あまりん」を選んでみました。
※いちごの品種はその日の仕入れによって変わります。

パフェ1杯に使用するいちごの量は粒の大きさにもよりますが、なんと約15粒!「うちはカフェではなく果物屋なので、果物に特化したパフェを作るべきなんです」と言う杉さんの言葉通り、パフェグラスにはあふれんばかりのいちごが盛り付けられています。
取材時のおすすめのいちごは、佐賀県産「淡雪(白いちご)」、群馬県産「やよいひめ」、福岡県産「あまおう」の3種類。品種の違うさまざまないちごを食べ比べできるのがうれしいですね。

果肉の下には、ラズベリー&ブルーベリーソース、あまおう&ヨーグルトジュレ、あまおうソース、あまおうラズベリー、あまおう100%ジュレなどが絶妙なバランスで構成されています。どの素材もいちごの風味がしっかりと感じられ、とにかく絶品です。今回はあまりんを選びましたが、メインのいちご(3粒)が一番甘いので最後に食べるのがおすすめ。いちごのおいしさを堪能しながら、見た目の美しさも楽しんでみてください。
柑橘の甘さがケタ違い! 店主おすすめ「柑橘のパフェ」

柑橘をたっぷり使用した店主のおすすめパフェ。柑橘の品種は、佐賀県産「にじゅうまる」、広島県産「せとか」、愛媛県産「媛小春」、愛媛県産「紅プリンセス」の中から1つ選ぶことができます。今回は「紅プリンセス」を選んでみました。
※柑橘の品種はその日の仕入れによって変わります。また選ぶ品種によっても金額が変わります。

「紅プリンセス」とは、愛媛県を代表する柑橘である「紅まどんな」と「甘平」を掛け合わせて生まれた、愛媛県でしか栽培できない新しいブランドみかんのこと。ゼリーのような食感とジューシーさ、濃厚な甘さが特徴で、味覚の常識を覆すほどのおいしさです。

この紅プリンセスに合わせるのは、ブラッドオレンジソースやブラッドオレンジ&ヨーグルト、ブラッドオレンジ100%ジュレなど、酸味のある素材。ブラッドオレンジの酸味が紅プリンセスの甘みを引き立てています。これまでにない濃厚な甘さを楽しめるので、柑橘好きな人には絶対に食べていただきたいです。
果物たっぷりのフルーツジュースにも注目

同店ではさまざまな果物を使ったフルーツジュースも販売しています。手軽にビタミン補給もできるため、このフルーツジュースを目当てに来店する人もいるそう。フルーツジュースは「生搾りみかんジュース」「青森りんごジュース」「アロエ&キウイ」など全7種類が用意されていて「柿ミルク」「バナナミルク」「フルーツミックス」のみ、牛乳か豆乳を選ぶことができます。
※フルーツジュースの内容は季節によって変わります。

おすすめは「フルーツミックス」550円。いちご、バナナ、ドラゴンフルーツ、ラズベリー、ブラックベリーなど全8種類の果物が入っていて、まろやかかつ濃厚な味わいが特徴です。しっかりとした甘さがあるものの、ラズベリーやブラックベリーが入っているため後味はさっぱり。おいしいだけではなく、果物に期待される美容効果も人気の秘密です。
果物を手に取るきっかけになれば

「最近、若い世代は果物を購入する機会が少ないと聞きます。うちのパフェを通して、まずは食べてもらえるきっかけになればと思っています。果物は食べてみないとおいしさがわからないですから。僕の作ったパフェをいろんな人に食べてもらって、果物のおいしさをたくさんの人たちに知ってもらえればうれしいですね」。最後にそう話してくれた杉さん。
予約サイトからの完全予約制となり、席数も少ないので争奪戦となりますがそれでも一度は食べてみたい「フルーツすぎ」のフルーツパフェ。どんどんおいしくなっていく果物の進化に驚かされつつ、今後も注目していきたいお店です。
※価格はすべて税込
文:はなとも、食べログマガジン編集部 撮影:ジェイムス・オザワ