〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載！
Héritage by Kei Kobayashi（東京・六本木）
2024年1月、六本木駅直結のホテル「ザ・リッツ・カールトン東京」の45階に、パリで活躍するミシュラン三つ星シェフ小林 圭氏がすべてを監修するフレンチレストラン「Héritage by Kei Kobayashi（エリタージュ バイ ケイ コバヤシ）」がオープンしました。店名には「遺産、継承」を意味する「Héritage」という言葉を用いています。そこには、世界に通じる料理としてフランス人が創り出した「遺産＝フランス料理」を次の世代へ繋ぐ者として、人々にフランス料理に興味を持っていただくきっかけの場になれば、という小林氏の思いが込められています。
「ザ・リッツ・カールトン東京」では昨年8月以来、小林氏が料理監修を行うレストラン「アジュール フォーティーファイブ」を運営。同店は「食べログ フレンチ TOKYO 百名店」にも選出されました。
小林氏は、パリのグランメゾン「アラン・デュカス・オ・プラザ・アテネ」で7年間腕を磨き、スーシェフとして活躍します。2011年には世界的料理人ジェラール・ベッソン氏から店を譲り受け、パリ中心部に自身の名を冠したレストラン「Restaurant KEI（レストラン・ケイ）」をオープン。翌年にはミシュラン一つ星を獲得し、2017年に二つ星を、2020年からは3年連続で三つ星を獲得しています。
アジア人シェフとしてフランスで初めてミシュラン三つ星を獲得した小林氏。今回は、“ご来店いただくすべてのお客様に心を満たす料理を楽しんでいただけるレストラン”をコンセプトに、料理やサービスはもちろん、使用する食材や器、空間演出に至るまで、そのすべてを小林氏自らが監修しています。
同店の料理長を務める村島 輝樹氏は「The Tabelog Award 2024」Silverを受賞している銀座のフレンチ「ESqUISSE （エスキス）」や、その姉妹店であったミシュラン一つ星の「ARGILE （アジル）」でシェフ ド キュイジーヌを務めた経歴の持ち主。前身となる新生「アジュール フォーティーファイブ」が2023年8月にスタートした時から小林氏とタッグを組んでいます。伝統的な正統派フランス料理を現代風にアップデートしながら次世代へ継承させるべく、小林氏が演出するアーティスティックな料理の世界観をゲストへ届けます。
店内はエレガントで落ち着いた雰囲気で、広々とした空間に客席は28席。東京湾を望む素晴らしい眺望を楽しめる個室（最大8名まで利用可）もあります。昼間は明るい日差しが入り、東京の景色が遠くまで見渡せ、夜は宝石のように美しい夜景が優雅なディナーを演出します。
ランチは11,800円、17,800円、24,800円、36,000円の4種類を、ディナーには24,800円、36,000円の2種類を用意。「食材の命を大切にする」という小林氏の信念のもと、最高級の食材を使って生み出される、見た目も美しい繊細なフレンチを楽しめます。
東京の美しい景観を眺めながら小林氏が演出する料理の世界観を堪能でき、記憶に残る素敵な時間を過ごせる特別なフレンチダイニング。デートや記念日などハレの日に、訪れてみてはいかがでしょう。
食べログレビュアーのコメント
『ザ・リッツカールトン東京45階にオープン（2024.2.1〜）したフレンチレストラン「エリタージュバイケイコバヤシ」へ。
小林圭シェフと言えばパリ1区「Kei」のオーナーシェフ。2020年アジア人シェフとして初めてフランスでミシュラン三つ星を獲得した実力派。
デクーヴェール（4品コース）¥17800をチョイス。お料理は全てのお皿が期待通りで完成度はとても高く、美しさ、味わいの深さに1皿ずつ食する度に感動で溢れました。驚いたのはコンソメスープをお洒落な急須でお茶飲み茶碗に注いでサーブしていた事とその美味なる深い味わいに感激しました。
スタッフは皆さんとても感じが良く、笑顔が素敵な女性のスタッフが何人もいらして、リラックス出来る雰囲気を作って下さいました
また是非伺いたいです』（ぷーくん58715さん）
『お願いしたのはプレステージ(税サ込24800円)です。前菜1品とフロマージュが追加される(食材も変わる？)エリタージュ(税サ込36000円)と迷いましたが、運転がありアルコールが飲めないのもありこちらにしました。
メインは鳩、鹿、和牛から鳩をチョイス。一度食べてみたいと思っていたのが叶ってラッキー。
各皿のポーションが大きく、プレステージでも十分満腹になりました。
そして全てが文句なしに美味い。しっかり王道を征くフレンチなんですが、慣れてない日本人もスっと受け入れられる味覚。
あとは香りがめちゃくちゃいいですね。サーブされる時、ソースがかけられる時、口に入れた後、全てで違った香りとなるのが凄いなぁと思いました。
特に印象に残ったのはメインの鳩。部位ごとに違った食感と味で、1品(2皿)での満足感が半端ないです。味覚のベクトルはめちゃくちゃジューシーで柔らかく、鉄分があるのに臭みのない焼き鳥ですが、越えられない壁があります。比較的あっさりした後味なのに肉を食べた感に満たされる。ポーションがデカいのが本当に嬉しかった。
なかなか来れるところでは無いですが、何とかしてまた来たいなぁ』（ハラピンRさん）
※価格はすべて税・サービス料込。
