TOKYO HIP BAR Vol.21

紅茶派もコーヒー派も楽しめる、TEA TIMEカクテルとは?

気持ちの切り替えに必要な

ドリンクが一度にとれるカクテル

 

紅茶にするか、コーヒーにするか。はたまた日本茶か。レストランで、飛行機で、打ち合わせで、選択の機会は多いもの。出社後の午前中はコーヒー、昼さがりには紅茶など時間帯で決めていたり、またリラックスかリセットかなど気分で決めたりと、様々な要素がありますが、これらの嗜好品はどれも生活に欠かせない飲み物です。

そんなティータイムのドリンクを一度に楽しめてしまうカクテルが味わえるのが、銀座の「Vie Lembranca(ヴィ・レンブランサ)」です。

「ヴィ・レンブランサ」はフランス語「ヴィ(人生)」とポルトガル語「レンブランサ(贈り物)」による造語。まさに人生への贈り物のように美しくパッケージされたカクテルがこのお店の持ち味です。

 

人が美味しいと感じる味はその人の経験により決まるというところから、オーナーの秋谷修二バーテンダーが注目したのが、コーヒー、紅茶、ほうじ茶。どの国の人にとっても、また世代の人にも、馴染みのある味覚です。

その名も「Time & Leaf」と名付けられたオリジナルカクテルは、なんとその3種類の飲み物を合わせるというもの。ベースにするのはダークラムとコニャック。そこに卵白と、苦めにいれたアッサムミルクティー、アラビカ種のコーヒー、ほうじ茶を混ぜ合わせます。最後にバニラとほうじ茶の塩味のソルトスプレーを加えれば「Time & Leaf」の完成です。カクテル名にある「Time」は、お茶の時間のこと。コーヒーの時間、紅茶の時間、ほうじ茶の時間とそれぞれあるものをひとつの時間にまとめたことから。そして「Leaf」はお茶の葉のことです。

 

「ヴィ・レンブランサ」のスタイルであるカクテルに添えられた小さなお菓子には、お茶請けとなるキャラメリゼしたカステラとカカオパウダーのチョコレート。甘さがほどよく調整された口当たりのよいカクテルに合わせて極上のTEA TIMEが味わえます。

 

オーナーバーテンダーが学んだ

生体制御学をカクテルに反映

 

味覚を知るために、秋谷氏が学んでいるのは、生き物がもつ生命現象がどのようにして「制御」されているかを知る学問である「生体制御学」。人間の体液の塩分濃度は0.9%でできていることから、カクテルにいれる塩味も0.9%以下に調整します。これにより、無意識のうちに美味しいと思える塩分、甘味、酸味や苦味等に味覚がコントロールされて、飲む人の心と時間に入り込むのだとか。

 

コーヒー、紅茶、ほうじ茶のすべてが入りながら、その時の体調や気分によって、強く感じるのはコーヒーだったり、紅茶であったり。その時に必要と感じるのはどんな時間か、このカクテルでぜひお試しください。