【カレーおじさん \(^o^)/の今週のカレーとスパイス#126】「BEER OTAKU SPICE」

秋葉原駅の昭和通り口方面に「BEER OTAKU SPICE」という面白い名前のお店ができました。店名はすなわちビール、オタク、スパイスということです。個人的な話ですが僕はオタクでありスパイス好き。正直言うとビールは苦手ですが、2/3が大好きなら大丈夫だろうと行ってみると、やはり面白いお店でした。

マスターはアイリッシュ音楽や同人音楽をやっていた方でコミケなどにも出展していたという紛れもないオタク。高円寺のビアバーで店長をしながらビール造りをはじめ、高井戸で「キーウィー」というクラフトビールとパブフードのお店を6年営業、その後秋葉原に移って店名も新たにこちらのお店をスタートさせたという経歴です。

昼はビリヤニ、夜はビリヤニのみならずスパイス料理やパブフードでクラフトビールなどのお酒を楽しむお店となっています。

ある日のランチのビリヤニはメジマグロとチキン。それぞれ1,000円、あい盛りにしても同価格というお手頃さ。せっかくなのであい盛りにして、キーマカレーのトッピング(150円)もつけていただきました。

「ビリヤニ」

メジマグロは素材自体の味が強い魚ですが、それを活かした仕上がり。ふわっとエアリーでぱらぱらふわふわなビリヤニは香りも良く、付け合わせのライタをかけたり、トッピングしたキーマをかけたりして味変しながら最後まで飽きずに楽しめます。

チキンは王道のテイスト。それぞれ味付けも違い、米自体に魚は魚、鶏は鶏のうま味も加わっておいしく、量は多いのですがペロッと食べられる仕上がりでした。

「カイパロー」

ある日の夜には「カイパロー」750円というタイ料理とクラフトビールを楽しみました。

ビールに関しては全くもって無知な僕でもわかりやすく、その日のビールと説明が大きく出ているので助かります。

「ガハハビール」

「ガハハビール」680円(200ml)はビール慣れしていない僕にもすっきりと飲みやすく、八角やシナモンが利いたしっかり味のカイパローとの相性も良いです。

「ビリヤニ」(ハーフ)

また、夜はビリヤニを「ハーフサイズ」650円でも楽しめます。ビリヤニとビールの相性も驚くほど良く、マスターによると「フレーバーが強いビールとビリヤニの相性が特に良く、ビリヤニは辛さが出過ぎないのでビールの香りも消えないんです。この組み合わせをもっと多くの方に知ってほしいなと思ってこのお店をはじめました」とのことで、まさにおっしゃる通り。

お店は2階にあるのですが1階はビールの醸造所として準備中とのことで、今後オリジナルのビールも楽しめそう。

ビール好き、スパイス好き、何かしらのオタク、いずれか1つでも当てはまれば確実に楽しめるお店であり、2つ当てはまればさらに良く、何か苦手なものがあってもここをきっかけに好きになれるかもしれない、そんなお店だと思います。

ビールのおいしい季節、スパイス料理とビールで夏を楽しみましょう!

※価格はすべて税込

写真・取材:カレーおじさん\(^o^)/

文:カレーおじさん\(^o^)/、食べログマガジン編集部