〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。

BENOIT NIHANT 西武池袋店(東京・池袋)

外観

2025年9月17日、西武池袋本店の地下1階に「BENOIT NIHANT(ブノワ・ニアン)西武池袋店」がオープンしました。ベルギーのリエージュ州に構える本店のほか、国内には2023年に銀座店、2025年には虎ノ門ヒルズ店の計3店舗を展開しています。

創業者ブノワ・ニアン氏 

「BENOIT NIHANT」は、元製鉄メーカーのエンジニアという異色の経歴を持つカカオ職人ブノワ・ニアン氏が2006年にベルギーで立ち上げたチョコレートブランド。2020年に「ゴ・エ・ミヨ」が発行したベルギー・ルクセンブルク版「Guide Chocolatiers 2021」にて、ショコラティエオブザイヤーにも選ばれました。

チョコレートは、エンジニア時代の知識を活かして自ら修理した1800年代の機械を使う伝統的な製法に、独自の感性を取り入れて作り上げています。

世界中の農園を巡り、カカオ豆を厳選 

生産から製造までを一貫して行う「ビーントゥバー」製法を採用し、カカオ豆からチョコレートを作るカカオフェビエ(カカオ職人)として活動。さらに、自ら目利きを行うカカオ豆と、生育した土地の魅力(テロワール)を最大限に引き出すため、“単一品種・単一農園”にもこだわっています。

近年では、カカオ生産者とのフェア・トレードを積極的に進めるほか、ペルーにある自社農園で環境に配慮した農園作りを行うなど、SDGsにも貢献しているのだそう。

左・ペルー産カカオのモンブラン、右・熊本県産栗のモンブラン 

西武池袋店では、ボンボンショコラやタブレット、焼き菓子に加え、タルトや季節を感じる生菓子を豊富に揃えています。中でもイチオシは、素材の風味を活かした2種類の店舗限定モンブラン。

自社農園のカカオから作るチョコレートを使用した「ペルー産カカオのモンブラン」1,280円は、芳醇なチョコレートクリームの中に生クリームとガナッシュを忍ばせてあります。サクサク食感のタルトとのコントラストも楽しいモンブラン。

「熊本県産栗のモンブラン」1,080円には、クリームの中に栗丸ごと1粒とグアテマラ産カカオのガナッシュをイン。栗の優しい甘みとチョコレートのコク、生クリームのまろやかさが調和した、ブノワ・ニアンらしい上質さが堪能できる一品です。

「グランクリュシリーズのボンボンショコラ 2個セット」1,188円

アクセスのいいデパ地下は、ギフトや自宅用のご褒美スイーツを調達するのに最適。今後、池袋店限定の焼き菓子も展開予定とのことです。ますます目が離せませんね。

※価格はすべて税込

食べログマガジンで紹介したお店を動画で配信中!
https://www.instagram.com/tabelog/

文:斎藤亜希 写真:お店から