3月に入って、すっかり春めいてきました。そして、あっという間にやってくる3月14日の「ホワイトデー」! かつてホワイトデーの王道と言えば、マシュマロやキャンディーでしたが、今っぽいホワイトデースイーツってどんなものがあるのでしょうか?

そんなときは、連載「スイーツ探訪」でお馴染みのスイーツ専門家・猫井登先生に聞いてみよう! ということで、「春らしい」「可愛い」「大人っぽい」「スタイリッシュ」をキーワードに、もちろんおいしくて今っぽさも感じられる、2021年のホワイトデーにぴったりなスイーツを教えてもらいました。まずは前編からどうぞ!

2021年にぴったりなホワイトデーギフト(前編)

【春らしいスイーツ】シェラトン都ホテル東京 ロビーラウンジ「バンブー」の苺のアフタヌーンティー

シェラトン都ホテル東京は、言わずと知れた、東京都港区白金台にある高級ホテル。1979年に元外務大臣藤山愛一郎邸跡地に「都ホテル東京」として開業し、2007年に「シェラトン都ホテル東京」と改称。

そして今回注目したいのは、同ホテル1Fのロビーラウンジ「バンブー」で販売されている、テイクアウト商品「苺のアフタヌーンティー」!

テイクアウト専用「苺のアフタヌーンティー」8,000円

こちらのラウンジでは、従来より魅力的なアフタヌーンティーを提供しているが、コロナ禍の中でテイクアウト商品としても販売を開始。受取りたい日の2日前の19時までに電話またはWebで時間指定の上、予約をして店頭で受け取るシステム。

予約した時間に訪れ、名を告げるとバンブー内の席に通され、商品が準備されるのを待つ間に好みの紅茶を6種類の中から4袋選ぶことができる。

紅茶は「TWG」のもので、種類は「ロイヤルダージリンFTGFOP1」「フレンチアールグレイ」「1837ブラックティー」「ミッドナイトアワーティー」「バニラバーボンティー」「グランドジャスミンティー」の6種類。この中から4袋をチョイス。

しばらくすると、テーブルまで商品が運ばれてくる。アフタヌーンティーをテイクアウトするための専用箱に入れて渡されるが、念のため専用の袋(300円)も一緒に購入して入れてもらうとさらに安心。

カバーを外すと3段にすでに並べられているので、家ですることは紅茶用のお湯を沸かすだけ。(スコーンは温められるようにアルミホイルで包まれている)

ホワイトデーのギフトにしても、相手に迷惑のかからない優れものだ。

内容としては、下の段に「ミックスサンドウィッチ」「ベーコンとほうれん草のキッシュ」と、セイボリー(食事系)が2種。

さらに、「プレーンスコーン」「苺とカカオのスコーン」のスコーンも2種。

写真左から「苺のエクレア」「ケークピスターシュ」
写真左から「苺ショートケーキ」「フレジェ」

中段には、「苺のエクレア」「ケークピスターシュ」「苺ショートケーキ」「フレジェ」「ムースフロマージュブラン」のスイーツが5種。

「苺のマカロン」

そして、上段には「苺のマカロン」「苺とマイヤーレモンのタルト」のスイーツ2種となっている。このほか、「ボンヌママン」のハチミツと苺ジャム、紅茶4袋、メニューが付属する。

「苺とマイヤーレモンのタルト」の断面

スイーツ類は、どれも一口大ながら、ひとつひとつ精緻な構造で、非常に丁寧に作り込まれている。しっかりとした甘さと味わいで、小ぶりでも満足感が得られるように考えられている。

サンドイッチもキッシュも具だくさんだが、紅茶に合わせておとなしい味わい。スコーンは、苺とカカオのスコーンはしっかりとした甘さだが、プレーンはジャムをつけることを考慮してかあっさりめ。

苺スイーツ盛りだくさんのアフタヌーンティーで、「春らしさ」を感じられるはず。

※価格はすべて税込

次に、「可愛い」スイーツを考えてみよう。今、インスタ映えする可愛い系スイーツとして女子の間で人気なのが、派手派手なデコレーションを施したマカロン生地の間に、盛り盛りにカラフルなバタークリームを絞った、韓国マカロン「トゥンカロン」!