〈食通が占う、2021流行る店〉
新型コロナウイルスの流行により、飲食店にとっては大きな危機が訪れた2020年が終わりました。油断のできない状況は続きますが、各店が工夫を凝らし、おいしいものを届けようと努力しています。
そこで、グルメ情報を熟知した有識者に、2021年期待したいお店や料理についてアンケートを実施。
今回は、食べロググルメ著名人の本田直之さんにお答えいただきました。今年注目の「ブレイクしそうな店」をご紹介します。
教えてくれる人
本田 直之
ハワイ、東京に拠点を構え、日米のベンチャー企業への投資育成事業を行いながら、仕事と遊びの垣根のないライフスタイルを送る。これまで訪れた国は60ヶ国、200都市以上。屋台・B級から三ツ星レストランまでの食を究め、著名シェフのコラボディナーなどのプロデュースも手がける。著書にレバレッジシリーズをはじめ、「なぜ、日本人シェフは世界で勝負できたのか」「オリジナリティ」他多数。
2021年ブレイクしそうな飲食店
Q. 2021年にブレイクしそうな飲食店は、ずばりどこですか?
A. 「わさ(WASA)」
六本木ヒルズにあった予約の取れない超人気中国料理店「わさ(WASA)」が、1年の充電期間を経て2020年10月に恵比寿で復活。説明不要の天才シェフ・山下昌孝氏の料理が再び味わえると話題となり、オープン当初から予約が殺到している同店。
料理は25,000円(税抜)のシェフのお任せコースのみで、ひと皿ひと皿に探究心が込められた、少量多皿の高級モダンチャイニーズが楽しめる。
店内は、厨房を囲むようにテーブル席が並んでおり、目の前でシェフが作り上げる様子も料理とともに楽しむことができる。