【噂の新店】真鯛そば はなたば

真鯛の出汁を存分に味わう

2022年、御影でオープンした「真鯛そば はなたば」が、今年2月、三宮へ移転リニューアルした。御影時代の味をそのまま引き継ぎながら、三宮という新しい街で再出発したのだ。

外観
すっきりとした和モダンな店内

店主は後藤さん。そもそも真鯛を使ったラーメンを作ろうと思ったきっかけについて「コロナ禍で酒類が売れず、別業態から食を主軸にした店へと方向転換を考えました。そのとき選んだのが、鶏でも豚骨でもなく、兵庫らしい鯛。瀬戸内の真鯛を使ったラーメンに可能性を感じました」と話す。以来、毎朝20kgの国産真鯛を捌き、中骨などのアラ、昆布で潮汁のような澄んだ出汁を引く。それがすべての料理のベースとなっている。

調理を担当するのは、店長の村上晴信さん。ラーメン店での10年の経験を持つ

いただけるお料理はこちら!

まずは看板の「真鯛そば」からご紹介する。しお、みそ、しょうゆ、ぱいたんの4種の味が揃うが、今回はストレートに真鯛の出汁が伝わる、しおを選択。鯛の出汁を塩ダレで調えた澄んだスープは、鯛のうまみが滋味深く広がる上品な仕上がり。麺は100%国産小麦と全粒粉を使った自家製の中細ストレートで、スープとのバランスも絶妙だ。トッピングは、白髪ネギ、メンマ、小松菜、豚チャーシュー、刻み柚子、カイワレ、皮目を炙った鯛の刺身とバリエーション豊富なのもうれしい。食べ進める中で、卓上の柚子胡椒で味をきりりと変化させるのもおすすめだ。

麺は自家製。メニューに合わせて、太さや全粒粉の使用などを変えているそう
上品な味わいの、澄んだ真鯛出汁
「真鯛そば/しお」980円

そしてラーメンと一緒に必ず味わいたいのが、鯛めし。鯛出汁と昆布、薄口しょうゆでふっくら炊き上げ、鯛のほぐし身、炒りごま、三つ葉をトッピング。おすすめの食べ方は、鯛めしに残った真鯛そばのスープを注いで鯛茶漬け風に。「実はこれを食べに来ている」という常連もいるほどで、鯛のうまみがもう一段深くなるそう。

「鯛めし」290円、昼は真鯛そば/しおとセットで1,200円、夜は1,270円

もう一つの人気メニューは、まぜそば。麺は中太で、鯛オイルと鯛出汁、醤油ダレに乾物のうまみを重ねている。別皿に、炙りチャーシュー、赤玉ネギ、須磨のり、大葉が添えられている。具材も豊富で食べ応え充分。卵と一口ご飯をプラスすればより食べ方の幅が広がる。

「まぜそば」950円、卵と一口ご飯で+50円

“真鯛そば”を知ってほしい

三宮という観光地に近い立地もあり、メニューは英語、ハングルにも対応。「まずは三宮で働くサラリーマンの方々や、国内はもちろん、海外からの旅行者にも“真鯛そば”を知ってほしいですね!」と後藤さんは話してくれた。

店名の「はなたば」は“食べた人が笑顔になれるように”とつけたとのこと

※価格は税込です。

文:木佐貫久代
撮影:東谷幸一