2019年12月11日、東京・品川にあるストリングスホテル東京インターコンチネンタルに「ザ・スコア・ダイニング」がグランドオープン。楽譜をモチーフにした4つのレストラン・バーが体験できる、大人のダイニングデスティネーションということで早速話題となっています。
そんな新グルメスポットの見どころ・食べどころに、ホテルグルメに精通する東龍さんが迫ります!
「楽譜」がコンセプトの“ダイニングデスティネーション”
ザ・スコア・ダイニングは、音楽の「楽譜」=「Score(スコア)」になぞらえた複合的な料飲施設。ホテル名の「ストリングス」が「弦」を意味することからも、ぴったりの名前です。
地上110メートル、天井高27メートルという開放感あふれるアトリウムの中に位置しているのも、非常に魅力的。品川駅からペデストリアンデッキで直結しているにもかかわらず、隠れ家的なムードがあるので、知っていたら自慢したくなりそう。デートからビジネスの会食、友人や親類との集いにまで利用できます。
総料理長を務めるオリヴィエ・ロドリゲス氏はフランス料理やイタリア料理に精通し、日本語が堪能で日本文化にも造詣が深い料理人。2007年から7年もの間、ミシュランガイドで一つ星を獲得し続けたこともあるスターシェフなのです。
個性豊かな4種のレストラン・バー
それでは、ザ・スコア・ダイニングの料飲施設を、入り口に近い方から順番に紹介していきましょう。
「リュトモス」はギリシャ語でリズムを意味するカフェ&バー。色々なコンペティションで活躍し、ヘッドバーテンダーを務める高橋司氏によるミクソロジーカクテルが早速人気となっています。
「メロディア」はイタリア語でメロディを意味するイタリアングリル。グリルを用いたイタリア料理が中心で、コースもアラカルトも提供しています。美しいプレゼンテーションも見ものです!
「チャイナシャドー」はラテン語の「ハルモニア」=「ハーモニー(調和)」をテーマとした中国料理。オーセンティックなチャイニーズキュイジーヌだけではなく、モダンな食材や調理法を用いた新しい中国料理も体験できます。
「風音」は隠れ家風の場所にある鉄板焼。料理長を務める瀧澤 経(おさむ)氏は洋食が得意で、シェフを務める佐藤千晶氏は鉄板焼のベテランです。旬の和食材を用いた鉄板焼を目の前で豪快に仕上げてくれます。
「メロディア」のランチは“いいとこどり”のハーフブッフェ
どれも魅力的な施設ばかりですが、特に使いやすいのがメインダイニングの「メロディア」。総料理長のロドリゲス氏が料理長の山本健太郎氏と共に腕をふるいます。
ランチにはいくつかのコース(3,500円〜)が用意されていますが、最もおすすめなのが「ヴィヴァーチェ」5,500円。アンティパストやサラダがブッフェ形式で、パスタが一皿つき、メインディッシュは一品選択。そして、最後のデザートも一品選択することができます。
前菜はブッフェで心ゆくまで楽しめ、パスタとメインディッシュはできたてがサーブされ、最後に選べるデザートで締めくくるという、お得なコースです!
パスタは自家製で非常にもちもち感があるので、その食感を楽しんでくださいね。メインディッシュは自慢のグリル料理。ビーフ、ポークから魚介類やチーズまで、様々なものが用意されているので、どれをチョイスするか悩んでしまうほどです。
美食を楽しめる「メロディア」のディナーコース
ディナーには4皿の「ソナタ」8,000円、5皿の「シンフォニア」11,000円、6皿の「マエストロ」13,000円の3コースのほかに、8,000円で2名から注文可能なシェアリングメニュー「インシエメ」(伊語で“一緒に”の意)が用意されています。
中でも体験してもらいたいのが、ロドリゲス氏のエスプリとメロディアのガストロノミーを存分に体験できるマエストロです!
前菜、パスタ、リゾット、魚料理、肉料理、デザートとイタリアンのフルコースを楽しめます。トリュフや手長海老、黒毛和牛など高級な食材をふんだんに用いた料理の数々を提供しているのです。
使用しているプレートや食材の配置、目の前で行われるパフォーマンスなど、プレゼンテーションや味にあっと驚くような工夫が凝らされているので、ぜひとも体験してみてほしいです!