〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。
丈-Yakitori TAKE-(東京・汐留)
2024年10月、新橋駅から徒歩1分、汐留駅から徒歩5分ほどの場所に、銘柄鶏「伊達鶏」の雌を使用した焼き鳥を提供する「丈-Yakitori TAKE-」がオープンしました。
店主の加藤丈法さんはレストランを営む両親のもとに生まれ、「株式会社なだ万」やザ・リッツ・カールトン東京内の「ひのきざか」、パークホテル東京内にある「花山椒」等、名だたる日本料理店で経験を積んできました。その後、銀座「焼鳥 月や」の店主として、国内外問わず多くのゲストを魅了。海外では珍しい部位なども喜ばれ、世界中から何度も足を運んでくれるファンが増えていったそう。
今回、日本文化である「焼き鳥」を世界に広め、日々お世話になっている生産者の方々に恩返しするために独立し「丈-Yakitori TAKE-」をオープンしたとのこと。
新店舗は、厳しい修業時代に副料理長を務めていたパークホテル東京の「花山椒」を窓から望める物件に出会い、職人として大切な初心に戻れる場所だと感じ、直感で決めたそう。
店舗デザインは2013年「Restaurant & Bar Design Awards」(ロンドン)にてAsia Bar部門でのWinner(No.1作品)受賞にはじまり、2017年「Firm of the Year」(ニューヨーク)にて日本の事務所で初めて “世界一の事務所”に選ばれるなど、海外でも活躍する井上愛之さんが手がけています。
加藤さんゆかりの地・鎌倉をイメージした蓮花が織られた金の着物地の壁面は、世界でひとつだけの特別なもの。細部までこだわりのつまった空間は、多くのゲストを魅了することでしょう。
加藤さんが目指すのは「世界一の焼き鳥」。それに必要不可欠なのは、南東北阿武隈山系の農場で愛情深く育てられた銘柄鶏「伊達鶏」の雌です。
「伊達鶏」の雌は、脂の滑らかさと独特のやわらかい歯ごたえ、奥深い甘みを持ちながらも、翌日もまた食べたくなるような上品な味わいが魅力。「伊達鶏」を熟知する同店では、その日のゲストのためだけに来店4時間前に捌き、部位ごとの味を引き立てる塩にもこだわっているそう。
一番人気の「スタンダードコース」 16,000円は、「伊達鶏」の雌の焼き鳥の魅力を余すところなく味わうことができます。串の合間には加藤さんのゆかりの地・鎌倉の生麩炭火焼や旬の野菜を使った料理も楽しめます。
そのほか、黒トリュフを堪能できる「スペシャルコース」25,000円や、11月と12月限定で、世界の美食家をうならせるアルバ産白トリュフと伊達鶏の雌のマリアージュを体感できる「イタリアピエモンテ州白トリュフコース」45,000円も用意しているそう。
「お客様ひとりひとりとの出会いに感謝し、同店で少しでも心地よく感動の詰まったひとときを過ごしていただけるよう、尽力してまいります」という加藤さんの思いが溢れる「丈-Yakitori TAKE-」。特別な日に訪れたい一軒です。
※価格はすべて税込、サービス料10%別