目次
2022年のシュトレン、予約するならこの3店!
【まずは復習】シュトレン(シュトーレン)ってどんなお菓子?
シュトレンは、ドイツのクリスマス菓子。バターやドライフルーツ、ナッツを発酵生地(パン)にたっぷり加えて作られるお菓子だ。アドヴェント(クリスマス前の4週間)の間に食べられる。14世紀前半から作られはじめたが、当初は水、燕麦、菜種油をこねて作った質素なものだった。本来アドヴェントは卵や乳製品の摂取が禁じられる節制期間だからだ。シュトレンが現在のようなものになったのは15世紀後半から。発祥の地のひとつと言われるドレスデンでは、毎年3〜4トンの巨大シュトレンが作られ、シュトレン祭りが開催される。
日本で初めてシュトレンが販売されたのは1969年だとされる。2009年頃からパンブームが起こり、各地でパン祭りが開催される中、シュトレンの食べ比べも行われ、2014年頃からブームとなった。
各店とも、ドライフルーツの種類や漬け込み期間、ナッツの種類などに工夫を凝らしているが、近時は、日本人の好みに合わせたしっとりと柔らかめの生地にキャラメルやチョコレートの風味を加えたものも増えている。 それでは、今年注目のシュトレンを紹介していこう。
【1】優しいスパイス使い。極上のシュトレン「ザ・リッツ・カールトン カフェ&デリ」
ザ・リッツ・カールトンと言えば「ホテル王」と呼ばれた、セザール・リッツが作り上げた最高級ホテルチェーン。こちらは、六本木の東京ミッドタウンにある、ザ・リッツ・カールトンの1Fにあるカフェ&デリ。
こちらの「シュトーレン」は、北海道産小麦を使用した生地に、あまくさ晩柑やレモンピール、マスカットレーズン、ナッツ、マジパンを練り込んで作られたもの。
生地はしっとりとして柔らかめ。スパイス感は強くなく穏やかな味わい。柔らかな食感のドライフルーツと風味のよいマジパンが相まって、爽やかでありながら芳醇な香りと味わいが口いっぱいに広がる極上の逸品。
・販売期間:2022年11月17日~12月25日
・予約方法:店頭、電話、メール(rc.tyorz.restaurant.sales@ritzcarlton.com)にて