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提供:三井不動産商業マネジメント株式会社
三井二号館に誕生した個性豊かな新店舗を徹底調査
新たな商業施設が続々と誕生している日本橋・室町エリアの「三井二号館」。その1階部分がリニューアルし、日本初上陸となる店舗がオープンしたのをご存じだろうか。日本酒をはじめとする多様なお酒と和食を、日本橋の歴史を感じながら堪能できる「Japanese Restaurant KINZA」と、本場上海のような異国情緒に浸りながら非日常を味わえる、上海蟹の名店「蟹王府」の2店舗をご紹介。
ひねりと驚きのある新感覚和食「Japanese Restaurant KINZA」
「Japanese Restaurant KINZA」は、海外のジャパニーズレストランのようなスタイリッシュな店内で、日本にいても普段味わうことのないような、ひねりと驚きのあるモダンなアレンジの和食を楽しむことができる。ここではツウが唸る銘柄からビギナーでも飲みやすい銘柄まで30種類を超える日本酒にも注目だ。
人気メニューのひとつ「和牛 肩ロース」(2,680円)は、厚切りなのに信じられないほどの柔らかさ。黒毛和牛の品質はもちろんのこと、その驚きの柔らかさの秘密は、先に低温調理をすることにあるのだとか。じっくりと肉の旨味を閉じ込めながら、最後に炭火の香りをまとわせることで、実現された味と香りのバランスが完璧だ。
「大海老の唐揚げ 葱山椒風味」(1,480円)は、その名の通り大海老と、野菜を素揚げにしたメニュー。ただの唐揚げと一線を画すのは、山椒を重ねて使っているところ。山椒塩に加え、葉、実と、口に入れた瞬間にさまざまな方向から鼻に抜けていく香り、そのあとすぐにおしよせる身の締まった大ぶり海老の食感と甘み、レンコンの歯ごたえとししとうの爽やかさ、全てが絡み合う絶品だ。
そして、今の季節にぴったりなのが、鯖・鰯・宗田鰹・焼きアゴを使用した濃厚な出汁に鶏ガラを加えた無化調のおでん。食材ごとに異なったあしらいが楽しめる単品での注文がオススメだ。柚子味噌が出汁の旨味をより強調してくれる「大根」(380円)、大葉の素揚げとその香りを引き立てあう「ジャンボマッシュルーム」(580円)や「白バイ貝」(730円)など、新しいおでんのあり方を体感できる。
そして、なんと言っても日本酒。「飲み比べをしていただくことで、日本酒ってこんなにバラエティ豊かなんだと知ってもらえると思います」と話すのは、広報主任の畑垣奈央さん。希少な日本酒や季節ごとの日本酒まで、好みの温度でオーダーすることができる。
何を飲めばいいか迷ったら「而今 特別純米」(800円/120ml)は間違いなし。とにかくバランスの良いオールマイティな純米酒で、食中酒としても◎。「大海老の唐揚げ 葱山椒風味」に合わせたいのが「加茂錦 荷札酒」(850円/120ml)。味のふくらみと旨味の繊細さが、大海老のダイナミックな甘みとピリッとした山椒の香りとマッチ。「和牛 肩ロース」には、「志太泉」(750円/120ml)がオススメ。黒毛和牛と炭火の香りに合う辛口な口当たりはもちろん、口にふくむとどんどん広がる味わいも感じてみてほしい。
また、「Japanese Restaurant KINZA」でひときわ存在感を放つのが、店内中央の大きな帯状のディスプレイ。そこに映し出されているのは、江戸日本橋を描いた『熈代勝覧(きだいしょうらん)』のデジタル絵巻。
「もともとこのエリアは金貨をつくるので金座だったのですが、実はひとつだけある赤いのれんの場所は今のこのお店の位置なんです。200年前のここで食事をしているんだと思って見ると、少し不思議な感覚になりますよね」(畑垣さん)
日本橋の歴史を感じながら自由に進化した和食を味わえる「Japanese Restaurant KINZA」。和食の素晴らしさを再発掘しに、デートや特別な日に利用してみては?
※価格は税込・サービス料別