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提供:株式会社スタイリングライフ・ホールディングス
朝起きてサッと貼るだけで、洗顔からスキンケア、保湿下地までたった60秒で完了! 朝のスキンケアにかかる時間をグッと短縮できることで人気のコスメ、「サボリーノ」。浮いた時間の使い方として食べログマガジンがおすすめしたいのは、グルメライフを満喫すること。そこで、食に精通した女性ナビゲーターを迎え、3回に渡って“サボっておいしい朝活”をお届けします。
第2回に登場するのは、温泉ビューティ研究家・トラベルジャーナリストとして活躍する石井宏子さん。日本全国の温泉地を熟知する石井さんが春の温泉旅の行き先としておすすめするのは、大分県・由布院。食べたいもの、行きたいところが目白押しの旅行では、ゆっくりと寝ている暇なし! 「サボリーノ」でパパッとスキンケアをすませて、旅をさらに充実させて。
石井さんに聞く、由布院で“朝活”なワケ
「湯布院の魅力は、美を追求する女性にうれしい泉質。温泉街の泉質はアルカリ性単純温泉で、せっけんのように肌の汚れや古い角質を落としてくれる美肌の湯です。少し離れた山の方へ行くと塩化物泉や硫酸塩泉など、しっとりと肌を保湿してくれる泉質となります」
目的地までは最も早い交通手段で“時短”し、現地ではローカル線に乗ったり、徒歩で散歩したりと、ゆったりと過ごすのが旅のモットーだと語る石井さん。「本来は、ゆっくり時間をかけて2泊以上、温泉宿で過ごすのがベストでしょう。でも、忙しく働く女性 なら、そんな余裕がない人も多いのでは」
朝を制すれば、由布院はもっと魅力的!
「由布院は温泉街として街が開けているので、ゲストでなくても利用できる名旅館の朝食スポットがあったり、立ち寄り湯と食事がセットになったプランもあったりと、楽しみ方が多岐にわたり見逃せません。早朝の便に乗ってチェックインまでの時間に訪れることもできますし、出発までの時間に利用してもOK。朝はお宿の朝食をいただき、その後一風呂。チェックイン後のカフェとして活用し、旅の余韻に浸ってみてもいいですね」
由布院で朝活!のおすすめポイント
✓ 町がコンパクトなので散歩に最適
✓ 宿泊ゲストでなくても、有名旅館のカフェや食事処を楽しめる
✓ 立ち寄り湯めぐりは、人が少ない朝が狙い目
いざ由布院へ。春の温泉旅のおともにサボリーノ
(左から)サボリーノ 目ざまシートフレッシュ果実のホワイトタイプ 5枚入り 420円入り 28枚入り 1,300円
洗顔からスキンケア、保湿下地までたった一枚で完了する、魔法のようなシートマスク「サボリーノ」。朝のスキンケアにかかる時間がグッと短縮できれば、その分、楽しみに使える時間が増えるということ! そんな「サボリーノ」はデイリーのスキンケアにはもちろんのこと、行楽シーズンの春にも大活躍。
とくに旅行中は、やりたいことや行きたい場所を全制覇するためにも、早起きがマスト。そんなときも「サボリーノ」があれば、ギリギリまで寝ていられるのがうれしい。パパッとスキンケアを済ませて、朝の由布院へGO!
石井さん厳選。由布院で“朝活”したくなる、4つのスポット
1. 名旅館の庭園ビューは朝が狙い目。「由布院 玉の湯」にあるカフェ「ティールーム ニコル」
「緑に囲まれた開放感のある店内は、リラックス効果満点。窓から差し込む木漏れ日に癒やされながら、優雅なモーニングを楽しめます」と石井さんが推薦するのが、旅館「由布院 玉の湯」の敷地内にある「ティールーム ニコル」。40年ほど前から母屋にあった喫茶室が、2000年に別棟に移りオープン。大きな窓から降り注ぐ朝の陽射しは朝から旅気分を盛り上げてくれる。緑豊かな景色もこの時期ならではの景観。
名店のあんパンと、ゆふいん牛乳のコンビを特等席で召し上がれ
あんパンセット(ゆふいん牛乳とあんパン) 620円、あんパン1個 140円
「こちらで欠かせないのが、別府にある老舗パン屋『友永パン屋』のあんパン。本店で連日売り切れ必至の名物パンを食べられるカフェは、全国でもここだけです」。「友永パン屋」は由布院と人気を二分する温泉地・別府で大正5年に創業。朝食用の食パンを仕入れてきた馴染みから、カフェをオープンする際、コーヒーのお供としてあんパンをお願いするようになったのだそう。
ほどよい焼き色にまあるいシルエットが、やさしい見た目のあんパン。厚みのある生地は、ふんわり軽やかながらしっとりさもある絶妙なバランス。それが、甘さ控えめのこし餡を上品に包む。あんパンと好相性なミルクは、由布院の酪農家の生乳のみを使用した牛乳。地場産の味を楽しむのも、旅の醍醐味。
カフェ使いもOK! やさしい味わいのスイーツで旅の疲れを癒やして
(右奥から時計回りに)シフォンケーキ 480円、チーズケーキ 440円、アップルパイ 520円、かぼすスカッシュ 650円
あんパンとともにトライしたいのが、オリジナルスイーツ。看板メニューは、薄いスライスの形状がユニークなアップルパイ。生地に合わせて薄くスライスされたりんごは生のまま焼き上げているそうで、フレッシュな酸味が印象的。りんごの下に重ねたアプリコットソースも上品な甘さ。ペロリと完食できる。
チーズケーキは40年ほど前に喫茶室で提供されていた味を再現し、8年前に復活した。しっとりとなめらかなテクスチャーは、まるで焼きプディングのよう。ふんわりと焼き上げられたシフォンケーキは口に含むなり、キャラメルの香ばしい風味が広がる。素朴な味わいのスイーツはどれも軽い口あたりで、次の足取りに響かないのもうれしい。
ドリンクメニューは、九州の名産である柑橘類の果汁を使用したソーダが充実。かぼす果汁をたっぷりと使用したソーダは、キリッとした酸味が爽やかな朝にマッチ。別添えのシロップをお好みで足しながら、自分好みの甘さに調節して。
木々に囲まれた小道を気ままに散策
60年以上続く老舗旅館「由布院 玉の湯」の象徴と言われるのが、椚や小楢、楓、山桜などの落葉樹が生い繁る庭園。広報を担当する佐藤さん曰く、年間を通して最も美しいのが、若葉が芽吹く4月〜5月。朝食後は目にも鮮やかな新緑を眺めながら、敷地内を散策するのがおすすめ。
「由布院 玉の湯」の目の前に流れるのが、大分川。5月下旬から6月にかけては、蛍が飛び交うそう
2. 老舗旅館「亀の井別荘」のモーニングではじめる、贅沢な旅の一日
次に訪れるのは、由布院の老舗旅館御三家のひとつとして名高い「亀の井別荘」。「九州の名産品を揃える土産店『鍵屋』の2階にある『茶房 天井棧敷』では、厳選された地場産の食材を使ったモーニングセットを提供。憧れの宿で朝食をいただく、という贅沢さが気分を盛り上げてくれます」と、石井さん。
地場産野菜たっぷり!由布院の“おいしい”がつまった、バランス満点のモーニングセット
天井棧敷モーニングセット 1,400円
「由布院で人気のパン屋『まきのや』のトーストをはじめ、地場産の野菜を使ったサラダ&スープといったラインナップは高級旅館ならでは」と石井さんが絶賛するモーニングセット。2017年12月のメニューのリニューアルとともに、野菜は、旬に応じて料亭の板前がセレクト。別添えのたまねぎドレッシングは「亀の井別荘」の自家製で、これを買い求めに訪れる人も少なくないとか。
午前中には売り切れてしまうという「まきのや」の甘み豊かな天然酵母食パンには、由布院のバター専門店「結」で作られる発酵バターを。そのまま食べても十分おいしい、とっておきのバターがとろけるトーストは、格別の味わい。
とびきりジューシーな鴨肉のローストとハーブ鶏の胸肉で、たんぱく質もしっかり摂取。温泉宿の朝食に欠かせない温玉は、コンソメジュレで洋風にアレンジ。この日のスープは、ほうれん草の冷製スープ。ほうれん草の茎に玉ねぎ、白ネギ、ジャガイモをソテーし、軽く湯がいたほうれん草の葉を加えミキサーするという、手の込んだ一品。大粒のブルーベリーがたっぷりと入ったジャムをトッピングしたヨーグルトで締めれば、身も心も大満足。
モン・ユフ 500円
もう一品プラスするなら、オープン当初から40年以上愛され続ける看板スイーツの「モン・ユフ」を。デンマーク産のクリームチーズにホイップクリームをたっぷりと盛り付け、由布院のシンボルともいえる由布岳の雪景色を再現。ブランデーと砂糖で味付けしたレーズンは、春先に現れる岩肌をイメージしているとか。
スイーツの味わいをさらに引き立ててくれるのが、由布院の「珈琲 木馬」による季節限定のスペシャルティコーヒー「エチオピア イルガチェフェ コンガ」。フローラルな香りが特徴のエチオピア産の豆を使用しており、上品な酸味が濃厚なクリームとベストマッチ。(季節に応じて、豆の種類は変わる)
なお、19時以降は「BAR 山猫」として営業。温泉で温まった後、ワインやオリジナルカクテルを楽しむのも素敵。
江戸時代の造り酒屋を移築した趣のある店内
店の歴史を物語るような重厚感のある内装。江戸時代末期の造り酒屋を福岡県から移築して、その屋根裏部屋を改築したとか。壁に飾られたレコードや、時代をこえて大切に使われている家具に囲まれれば、どこか懐かしくもほっとする。
店内に流れるグレゴリオ聖歌に耳を傾けながら、格子窓の外に広がる中庭の景色を眺めていると、時の経過を忘れてしまいそう。
店内の奥に設置された円形テーブルは、造り酒屋で使用されていた酒樽の底部分を再利用したもの。
3. 金鱗湖を眺めるなら、迷わず「カフェ・ラ・リューシュ」へ
石井さんがカフェとして愛用するのが、「マルク・シャガール ゆふいん金鱗湖美術館」の1階にある「カフェ・ラ・リューシュ」。「金鱗湖のふもとという絶好のロケーションが最大の魅力。冬季の朝には水蒸気が湖を埋め尽くし、幻想的な景色が広がります」。月〜土曜日は朝9時、日・祝日には7時から営業しており、2種のモーニングセットを取り揃える。
自家製デニッシュパンが主役の、洋風モーニングセット
モーニングセット 1400円
ワンプレートに盛り付けられたモーニングセットの主役は、店内のキッチンで毎朝焼き上げられるデニッシュパン。さくっとトーストされたパンは、そのままでバターの香りが口中に充満。このデニッシュに感動し、お土産として購入する方も多いのだそう。
地場産の野菜を使用したサラダには、生ハムをトッピング。パリッとした皮の食感が楽しいソーセージは、粒マスタードを添えて。大分県産の卵を使用したスクランブルエッグは、たっぷりのバターでソテー。マヨネーズがアクセントととなり、クリーミーな味わいに。ヨーグルトには、自家製のジャムをトッピング。ブルーベリーやリンゴ&シナモンなど、季節に応じて変えているとか。
地元の自家焙煎コーヒー豆の専門店「ボン・ボヤージュ」から仕入れているコーヒーは、ホットとアイスによって風味を調整。ホットは酸味とコクのバランスがとれたジャーマンブレンドを、アイスは深煎りのイタリアンブレンドを使用している。
おいしいプリン メイプル&バニラ風味 単品486円、ドリンクセット972円
地元の人の憩いの場としても親しまれるカフェは、幅広いデザートメニューが自慢。なかでもオーナーの一押しが、酪農業がさかんな塚原高原産の卵と牛乳を使用した自家製プリン。
料理やパンなど用途に合わせて3種類の牛乳を使い分けるというシェフが、プリンと一番相性の良い牛乳を厳選。素材の味わいを生かすため、甘みを抑えたシンプルなプリン。サイドに添えられるのは、フランスの伝統菓子クロッカン・オ・ザマンド。卵白にローストアーモンド、グラニュー糖を加えたカルメ焼きは、香ばしくカリッとした食感。酸味のあるマンゴーソースがかかったホイップクリームとともに、一口ごとに味覚や食感の変化を楽しめる。
コンセプトは「旅人の癒やしの空間」。旅先で見つける“サードプレイス”
シャガールの絵画をこよなく愛するオーナーによって、16年前にこの地にオープンした「カフェ・ラ・リューシュ」。金鱗湖に面した窓を開放した、オープンエアーな店内。のどかな湖と同化するように、ゆったりとした時間が流れる空間からは「旅人がホッとできるような施設を作りたい」というオーナーの想いが感じ取れる。
ウッドを基調とし、電球の光を最小限に抑えた店内は、由布院の街並みに溶け込むようにと地元の大工とともに試行錯誤。テーブルやチェアなどに限らずコースターやバターナイフなども、できる限り木製をチョイス。すべて塚原高原の木屋「かみの」によるオーダー品で、手作りならではの温もりを感じられる。
テーブルには、湖畔に咲き誇る野花のあしらいが。ゆったりとしたモーニングを満喫したあとには、朗らかな気持ちに。
4. 「束ノ間」の食事&入浴がセットに。温泉の恵みをダブルで満喫!
せっかく温泉街を訪れるならば、せっかく温泉地を訪れるならば、できれば異なる温泉も湯巡りしたいもの。そんなときにぴったりなのが、「束ノ間」の食事&入浴がセットになったプラン。「まずは9時半から営業している立ち寄り湯で朝風呂を楽しんでから、ランチを。お風呂は何度でも入浴可能なので、お昼の後もひと浸かり、というのんびりプランも温泉旅行ならでは」
「自家源泉から湧き出るお湯は、由布院でも大変珍しいブルーの色味。潤いをサポートする成分をたっぷりと含んでおり、湯上がりはしっとりすべすべ肌に」。そそんな美肌サポーターの素と⾔われるのが、温泉に含まれる“メタケイ酸”。メタケイ酸の役割は、温泉の主成分副成分の働きが浸透しやすくなるように肌を整えること。1リットルのお湯に対し50ミリリットルのメタケイ酸が含まれていれば“温泉”という称号がつけられるなか、こちらのお湯に含まれる量は約10倍! 朝イチの時間帯は人も少ないため、早起きしてオープン直後のタイミングを狙えば、広々とした湯船を独占できるチャンスも?
温泉のミネラルたっぷり!ヘルシーな「地獄蒸しランチ」
温泉とセットになったランチは、お肉や野菜、ご飯などを源泉の蒸気で蒸し上げた「地獄蒸し」。「温泉街で食べたいご当地グルメといえば、これ。温度の高い⾃家源泉を持つこの宿だからこそのお料理です」
食材が源泉に含まれるミネラルを吸収し、栄養素がグンとアップ。また源泉に含まれる塩分によって、お肉や卵などのたんぱく質に水が乗り、しっとりとするそう。もちろん余分な油分もしっかりそぎ落とされるのでヘルシーと、まさにいいことだらけ。
地獄蒸しランチ 1,700円
セットの内容はその日によって変わるそうで、この日は牛のしぐれ煮、福岡県産地鶏、由布院産鱒の麹漬け&ホタテの貝柱、野菜、湯葉&粟麩&豆腐の6種類。ごぼうがたっぷりと入った牛のしぐれ煮は、ジューシーながら脂っぽさは皆無。源泉の香りを最も感じられるのが、皮までプリッとみずみずしい地鶏。一口目は、何もつけずにそのまま味わうのがおすすめ。
直売所で毎朝仕入れる地場産野菜は、100℃弱の高熱でスピーディに熱を通すことでビタミンをキープ。根菜類は軽く煮てから蒸しており、ひとつひとつがベストな食感に炊き上がっている。お好みで使用できる調味料は、極楽塩、うるか味噌、ポン酢の3種類。少しずつつけながら、お気に入りのコンビネーションを見つけて。
デザートは、源泉で蒸したプリン。
築120年の庄屋をリノベートし、2年前にリニューアルオープン
先代が「庄屋の館」として営んでいた旅館は、築120年以上の歴史を持つ庄屋。しかし2016年の熊本地震で源泉が出なくなってしまい、一時閉館。再開に向けてリノベーションを行い、一般的な旅館のスタイルではなく、由布院の原点である“滞在型温泉保養地”として生まれ変わった。
食事処には庄屋の窓枠などを再利用しつつ、畳やテーブルを一新。清潔感に溢れる店内は贅沢な間取りで、ゆったりとしたランチタイムを過ごせる。
立ち寄り湯のみの利用は、大人800円。受付は午前9時半〜午後6時(入浴は午後6時半まで可能)
温泉と「サボリーノ」の相乗効果で美肌をゲット!
(左から)サボリーノ 目ざまシートフレッシュ果実のホワイトタイプ 5枚入り 420円入り 28枚入り 1,300円
寝起きの肌にパッと貼るだけで、洗顔、スキンケア、保湿下地まで一気に完了!旅先での朝のスキンケアを軽やかにしてくれる、オールインワンマスク
温泉の美肌作用で手に入れたせっかくのツルスベ肌も、その後のケアを怠っては意味なし! でも旅行中ってどうしても、スキンケアするのが面倒になりがち。そんなときに活用したいのが、洗顔からスキンケア、保湿下地まで、たった60秒で完了する魔法のようなオールインワンマスク「サボリーノ」。
ガールズトークで盛り上がって夜更かしした翌日も、「サボリーノ」があればギリギリまで寝られるのがうれしい。さらに限定発売中のホワイトタイプは、潤い効果がパワーアップ。サボりながら美肌もしっかりキープできちゃう。モーニングを食べるための早朝の出発だって、難なくクリア。
PROFILE
石井宏子(いしい・ひろこ)
温泉ビューティ研究家・トラベルジャーナリスト。温泉の美容力を研究する、日本で唯一の研究家。旅に出て宿に泊まることをライフワークとし、1年の半分は日本各地や世界中を旅する。主な著書に『地球の力をチャージ! 海温泉 山温泉 花温泉』(マガジンハウス)など。
http://onsenbeauty.com/index.html
撮影:小野広幸
取材・文:中西彩乃