長かった梅雨の季節に別れを告げ、いよいよこれから夏本番。暑さに負けてぐったりしそうになったら、スパイスが効いたカレーにカラッと揚がった旨み溢れるとんかつがトッピングされた「カツカレー」を食べて、打ち勝とう。学生の味方!というべき安さ・おいしさ・ボリュームを兼ね備えたメニューが人気の老舗から、数々のグルマンをうならせた元フレンチシェフがオープンした専門店まで。エネルギーが失われやすいこの時期に、スタミナ補給として食べたいカツカレーを味わえるお店を、人気連載や記事からピックアップしてご紹介。

 

1. ボリューム満点の「カツカレー」に誰もが満足

まんてん|東京・神保町

出典:サプレマシーさん

地下鉄 神保町駅から徒歩4分のところにあるカツカレーの老舗「まんてん」は、安くてボリュームがあっておいしいと、多くの学生や社会人の胃袋を支えてきた老舗だ。

 

紹介してくれた食べログマガジン連載陣の國貞文隆さん曰く、「『まんてん』のカツカレーの特徴は、何と言ってもボリュームがあって、おいしくて、安いことだ。カツカレーがなんと650円。ほかにもシュウマイカレーやウィンナーカレーもあって男の子が好きそうなメニューばかり。ランチ時は、学生やビジネスパーソンを中心に行列ができている。それでもカレーだから長時間並ぶことはない。待てば出てくるボリューム満点のカツカレーは必ず皆さんを満足させることだろう」と一押し。

 

お財布に優しくがっつり食べて食欲を満たしてくれる「まんてん」のカツカレー。神保町の街を歩き回りエネルギーを消費したならば、ぜひパワーを補うべく訪れたいお店だ。

 

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カツカレーが好きな人はデキる人!? その魅力を再考してみた

 

2. カレーマニアを感動させた「カツカレー」

しまや|神奈川・川崎

「国産極上ロースカツ&豚バラ煮込みカレー」990円 撮影:カレーおじさん\(^o^)/

テレビやWEBメディアで大人気の“カレーおじさん \(^o^)/”が、久しぶりに想像を超えたおいしさに出合ったというカツカレーがこちら。川崎市にあるスナックを間借りして営業しているカレー店「しまや」の一皿だ。

 

カレーマニアのマスターが様々なお店を食べ歩き、独学で生み出したカレーは「フルーティーな豚バラカレー、ジューシーなキーマカレー、どちらもカレーが本当に好きな​人が心を込めて作ったとわかるおいしさ」だという。またトッピングでオーダーしたカツは、「最低限の火入れでほのかにピンク色の豚肉は、塩で食べてみればその甘味と​旨みが口の中を幸せに支配します。後味にほんの少しだけ感じる酸味が美味しさの余韻を長引かせるのに一役買っています」と大絶賛。

 

1,000円以内のカツカレーでは“日本一のおいしさ”とカレー偏愛家を言わしめる味をぜひ堪能したい。

 

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1,000円以内で味わえる日本一のおいしさ。川崎で遭遇した想像を超えるカツカレー

 

3. フレンチの達人が手がけるカツカレー専門店

カツとカレーの店 ジーエス |東京・虎ノ門

「カツカレー」1,300円 写真は「ギョクオチ(卵黄)」トッピングでプラス50円(ともに、税込)撮影:大谷次郎

昨年、虎ノ門にオープンしたカツカレー専門店「カツとカレーの店 ジーエス」は、食べログマガジン連載陣でもあるフードライター森脇慶子さんが「長いライター人生の中で出会ってきた数多くの料理人の中でも、彼はベスト3の1人に入る天才料理人」と称賛する、「旬香亭」の斉藤元志郎シェフが手がけたもの。

 

カレーのソースはスリランカ風のブラックカレーに特化している。「黒々としたカレーソースはサラサラのスープ状。口にすれば、芳ばしくスパイシーな香りが鼻腔を抜けていく。爽快な辛味が口中を吹き抜けたかと思えば、次に身体のうちからジワジワとスパイシーさがこみあげ、いつしか額に汗している自分に気づくはずだ」と森脇さん。またとんかつについても「アツアツにかぶりつけば、ラードの甘い風味が食欲をそそる。衣はサックリと軽やかな歯応えながら肉質はしっかり。とんかつとしてのポテンシャルも高い」とその旨さを絶賛。

 

フードライター森脇さんが解き明かす「ジーエス」のおいしさの秘訣を、ぜひ詳細からチェックして。

 

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フレンチの名シェフが、65歳にして「カツカレー専門店」に挑む

 

4. カツカレーとキャベツのマリアージュが生まれたお店

河金|東京・入谷

名物河金丼 撮影:川井潤

東京メトロ日比谷線入谷駅から徒歩1分ほどのところに店を構える「河金」。こちらのお店は大正7年、客からカツにカレーを掛けて食べたいと言われたことがきっかけで作った「河金丼」という名のカツカレーを提供したことでも有名。

 

食べログレビュアーでフォロワー数1位の川井潤さんの記事によれば「河金丼のカレールーの中に入る具は豚肉と玉ねぎのみ。隠し味にソースや砂糖などが入るそう。カツも程良い厚さで主張しすぎることもなく、良いバランス。肉は赤身系か。脂身はほとんどなく食べやすい」のだとか。そしてここでは「河金はもともと屋台で提供するための立ち食い方式で立ってどんぶりで食べるので、本来別皿のはずのカツもキャベツもルーもどんぶりご飯の上に一緒に盛られる。結果としてカレールーがキャベツのシャキシャキ感と相まって美味しさを醸し出すという奇跡を生み出したのだ」とキャベツとの組み合わせが生まれたことを“発明”と称賛している。

 

カツカレーの歴史を知る上で必ず知っておくべきお店「河金」。カツカレー行脚のスタート地点はここで決まり!?

 

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〈発明レストラン〉カレーにアレを組み合わせた人は天才だ