なんだか最近目にする機会が増えた気がする……そんな、“今まさにキテる”フードを紹介する不定期連載。魚介グルメ編に続く熱海シリーズ第二弾の今回は、レトロ可愛い雰囲気が魅惑の、お土産にもぴったりな熱海の新スイーツを中心に紹介します!

【今これがキテる!】~熱海のレトロ可愛いスイーツ編~

全国有数の湯量を誇る天然温泉、ゆったり鑑賞できると評判の海上花火大会、昭和の風情を残すレトロな街並みなど、旅を盛り上げる要素がいっぱいの熱海。いま若者を中心に再びの脚光を浴び、現在は観光客数が増加中です!

 

そんな追い風のなかで続々と誕生しているのが、新しいお土産&スイーツ。今回は、特に地元で話題を集めている4つのお店にスポットを当てました。

ユーモア&話題性たっぷりの毒饅頭。二代目は食べやすくなった!? 「熱海温泉 毒饅頭」

構想10年、試作3年もの歳月をかけ、2018年に販売開始した「初代 熱海温泉 毒饅頭」1,389円(税抜)。人気書道家、武田双雲の書が印字された桐の化粧箱に包まれた饅頭は、黒々と怪しげな雰囲気です。

 

「初代 熱海温泉 毒饅頭」(右上)、「二代目 熱海温泉 毒饅頭」(左下)/写真:お店から

 

もちろん毒などは入っておらず、漢方薬として知られるドクダミが原材料。しかも兵庫県で無農薬栽培されたものですから、むしろヘルシーな印象を受けます。ほかにも生産量が少なく高級品である九州産の本葛、北海道産の小豆など、寄りすぐりの素材を使用しています。

 

品薄状態が続く初代に加え、2019年には「二代目 熱海温泉 毒饅頭」1,389円(税抜)も登場。個性的な香りのドクダミを4分の1に抑え、子供でも食べやすい味わいに仕上げています。

 

「二代目 熱海温泉 毒饅頭」/写真:お店から

 

初代、二代目、ともに熱海の中心街にある「伊豆半島合同会社」以外では手に入りません。お店は不定休、品切れの可能性もあるため事前の電話確認をお忘れなく。

まるでテーマパーク! いちご好きの理想郷「いちご ボンボンベリー熱海ハウス」

2019年春、熱海駅から徒歩2分ほどの距離にあった空きビルが、いちご印の大きな看板を掲げ、ピンクを基調とした可愛いらしい建物に生まれ変わりました。

 

 

ここ「いちご ボンボンベリー熱海ハウス」は熱海初となる“いちごスイーツ”の専門店です。「温泉まんじゅういちご串」450円(税込)など、駅前を散策しながらのお持ち歩きスイーツや、お土産の品を購入するなら1階でどうぞ。

 

「温泉まんじゅういちご串」/写真:お店から

 

喫茶店の懐かしい味わいを大胆にアレンジした「いちごのクリームソーダ」600円(税込)といったカフェメニューは、クリエイティブなアトリエをイメージした2階でオーダーできます。

 

「いちごのクリームソーダ」/写真:お店から

 

3階の内装はいちご農園テイスト、4階はスイーツファクトリーがテーマと、個性的なイートインスペースが揃っているのも魅力ですよ。

3カ月で3万個を売り上げた大人気のご当地シュークリーム「熱海スクエアシュークリーム」

2019年のオープン以来、連日のように行列が出来ている「熱海スクエアシュークリーム」。お客さんのお目当ては立方体をしたシュークリームで、わずか3カ月足らずの間に3万個も売り上げているというから驚きです。

 

出典:ビーグルボーイさん

出典:マルひさん

 

静岡県東部で搾られた丹那牛乳を使用している「カスタード」、伝統的な平窯焚きで作る戸田塩を使用した「塩キャラメル」各380円(税抜)など、全6種類の味わいは、どれも地元の素材を活かしたものばかり。

 

「カスタード」/写真:お店から

 

今後は熱海の四季に応じて新しい味わいも開発予定だそう。限定品はますます入手困難になりそうですね。

市内各所で楽しめる、カバさんマークの瓶詰めプリン「熱海プリン」

2017年の夏に登場し、すっかり名物スイーツとして定着している「熱海プリン」。駅前エリアの1号店、熱海銀座商店街の2号店に続き、2019年には3号店となる「渚の熱海プリン」が、海岸沿いのフードマーケット「IZU-ICHI」にオープンしています。

 

「熱海プリン(特製カラメルシロップ)」/写真:お店から

 

定番の「熱海プリン(特製カラメルシロップ)」や「熱海プリン(だいだいシロップと千年井田塩)」各350円(税込)は、なめらかにとろける口当たりの良さが特徴。

 

「渚のプリンソフト」/写真:お店から

 

ブルーハワイ味のゼリーで青い海を、濃厚ソフトクリームで白い浜辺を表した「渚のプリンソフト」800円(税込)など、海辺にあるこの店舗だけでしか味わうことのできない限定品も用意されています。

レトロさと新鮮さが混在する魅力的なスイーツの数々は、熱海旅行のお土産に喜ばれること請け合い! 食もビーチも、見どころ豊富な熱海で、週末プチトリップはもちろん、この夏のバカンスを過ごしてみてはいかがでしょうか?

 

文:佐藤潮