春の旬素材たっぷり! 今食べるべき春ピッツァ5選(前編)

ピッツァというとトマトソースとモッツァレラチーズとバジルで作る「マルゲリータ」が有名ですが、今の季節しか味わえない、今だからこそ美味しい季節感のある食材を使ったピッツァを楽しむのも、ピッツァの楽しさの一つ。今回は今の季節だからこそおいしい「春ピッツァ」が食べられるお店を、食べログマガジンのピッツァ企画でおなじみ、ピッツァマニアのJaffaさんが紹介します。季節限定ピッツァ、特に新鮮な春野菜は入荷状況によって変わるので、その日にどんな春ピッツァがあるかは、来店時の日替わりメニューなどでチェックして、春の味を堪能してみては?

イタリア素材たっぷりの春ピッツァが食べられる行列店の2号店!:築地トゥットベーネ(築地)

築地駅から徒歩5分ほどのところにある、南イタリア料理とナポリピッツァがおいしいお店です。テレビや雑誌で行列のできる店として有名なイタリアン「築地PARADISO(パラディーゾ)」の2号店として2015年6月に誕生し、1号店では食べられない薪窯で焼いたナポリピッツァが食べられます。1階のカジュアルなカウンター席と2階のテーブル席を用途によって使い分けられるのも便利です。

おすすめのの春ピッツァはその名も「プリマヴェーラ(春)」というピッツァ。空豆とリコッタチーズのペーストをベースに、イタリアから取り寄せたパンチェッタロール、春らしいファーベ(空豆)とピゼッリ(イタリアのグリーンピース)、ナポリ出身のシルヴィオさんという方が福岡で作るグリーンアスパラ、黒胡椒をトッピングして焼いています。イタリアらしさたっぷりでフレッシュな味わいが実に旨いナポリピッツァです。

春限定! グリーンアスパラのビスマルク:PIZZA MAFIA TOKYO(桜新町)

サザエさんでおなじみの桜新町駅から弦巻通りの方に1~2分ほど歩いた場所に2018年9月にオープンした店です。一見するとお洒落なカフェのような外観ですが、入り口から覗けば、日本橋の「山宮かまど工業所」の薪窯が見えるので本格的なピッツェリアだとわかります。一人で訪れた際はカウンター席に座ると、ピッツァを焼く様子が見られるのもうれしいですね。テーブルはゆったりと広く、ソファ席もあり、お子様用のチェアや離乳食、ベビーカーの入店もOKなど子供連れにやさしいお店です。

こちらの看板メニューはたっぷりのフレッシュマッシュルームがのったビスマルクですが、春の限定ピッツァとして用意されたのは「グリーンアスパラのビスマルク」です。生地の旨味と生ハムの塩気に半熟卵とチーズのコク、それらを黒胡椒でピリッと引き締め、旬のグリーンアスパラを存分に楽しめるピッツァです。

菜の花とアスパラの苦味と燻製モッツァレラのベストバランス!:ソロ ノイ スルヌジェ(都立大学)

都立大学駅から徒歩1分の遊歩道沿いに2018年12月にオープンしたお店です。日本ナポリピッツァ職人協会の技術認定試験に合格したピッツァ職人が旨いナポリピッツァを焼いています。薪窯で焼くピッツァだけでなく、大型の炭火グリルを使った料理やパスタが楽しめるのも、さまざまな好みの人が集まるときに便利。カウンター席もあるので一人でも気軽に利用しやすいお店ですが、ソファ席や子供用のチェアも用意されているのでお子様連れにもやさしく、ママ友の食事会や家族の休日ランチ、お祝い事などで利用する人も多いお店です。

こちらの名物は星形の「ドン・ペッペ」というピッツァですが、今回春ピッツァとして作ったのは、菜の花とグリーンアスパラ、ミニトマト、プロヴォラチーズ(燻製モッツァレラ)、ミラノサラミ、ピリ辛のナポリサラミ、ニンニクを使ったこの春だけの一枚。アスパラと菜の花の苦味がプロヴォラチーズと重なることでまろやかになり、口の中いっぱいに春が広がるおいしさです。

イタリアの春野菜が主役のカルツォーネ:ナポリスタカ駒沢店(駒沢大学)

写真:お店から

 

駒沢大学駅からわずか20秒ほどの場所にあり、スタッフもお客様もイタリア人が多く、店内に入るとまるでイタリアに来たような気分を味わえるお店です。イタリアのレストラン格付誌「ガンベロロッソ」で、3年連続の3スライス(三ツ星)獲得はピッツェリアとしては快挙。オーナーのペッペさんの明るい人柄と、ピッツァ職人としての豊富な経験から生み出されるピッツァは何を食べても旨いの一言で、イタリア大使館でのピッツァイベントでも活躍しているお店です。

今回の春のピッツァは、トゥットベーネと同じく福岡のシルヴィオさんが作るイタリアの春の葉物野菜であるスカローラを使ったカルツォーネ(包み焼き)。たっぷりのスカローラの食感と苦味のある味わいに、プラックオリーブやカラブリア唐辛子、サラミなどでパンチを利かせて、モッツァレラチーズでミルキーに包み込んだバランスが見事な春ピッツァです。

フルーツとクリームたっぷりの豪華なドルチェピッツァ:オップラ ダ ジターリア(武蔵関)

西武新宿線武蔵関駅から徒歩1分のところに2018年9月にオープンしたお店で、石神井公園のジターリア・ダ・フィリッポの2号店です。地元練馬を中心に全国から品質の高い食材を集め、ピッツァやパスタの小麦粉には国産小麦を使っているのも特徴的です。

今の季節におすすめなのは、春の果物を使ったドルチェピッツァ(スイーツピッツァ)です。苺のピューレを生地に塗って焼き上げたものに、愛媛県産の自然栽培の甘夏のマルメラータ、マスカルポーネ、ザバイオーネのティラミスクリーム、バニラジェラート、スパイス多めに焼いたロンバルディアの菓子「ズブリゾローナ」を砕いて散らすという、他では食べられない豪華なドルチェピッツァです。

教えてくれたのは、

日本屈指のピザマニア・Jaffaさん

 

日本人唯一の真のナポリピッツァ協会ナポリ本部の公式ブロガーで、食べ歩きオールスターズ「食べあるキング」のナポリピッツァ担当。これまでに3千枚を超えるナポリピッツァを食べ歩き、ブログ「旨い!ナポリピッツァ」が人気。TV、ラジオ、雑誌等でピッツァの解説、百貨店催事プロデュースやピッツァ職人コンテストの審査員も務める。