提供:三菱地所プロパティマネジメント株式会社
目次
丸の内エリアのビル地下には「熱々の名物料理」が盛りだくさん!
2月4日に「立春」を迎えますが、まだまだ湯気が恋しい冬の夜……。というわけで、寒い時期にこそ味わいたい、バリエ豊かな「あったか料理」でほっこり温まりませんか? お酒に合う温かいメニューも充実しており、飲むのが楽しいお店ばかりです。丸の内エリアでホットな人気を集める4つの「あったか鍋」をご紹介します。
丸の内エリアのあったか料理、ここがポイント!
✔︎ 心も身体もポカポカに温まる、おいしい名物メニューがある!
✔︎ 鍋料理を中心に、バリエ豊かな熱々料理が楽しい!
✔︎ お酒に合う「あったかおつまみ」も充実!
1. 専門卸問屋が直営!天然はまぐりしゃぶしゃぶが楽しめる「伊勢桑名 貝縁」

有楽町ビルB1Fにある「伊勢桑名 貝縁」。店名に冠している三重県桑名市は、はまぐりの産地として知られています。こちらは地元のはまぐり専門の卸問屋が営んでおり、三重から毎朝直送される新鮮で立派な天然はまぐりが自慢。問屋ゆえに実現できる良心価格も魅力です。さあ、めくるめく「はまぐり祭り」の始まりです!
焼はまぐり、はまぐりの刺身、はまぐりの串カツ、はまぐりの磯辺揚げ、はまぐりのクリームコロッケ、はまぐり天むす、はまぐりラーメン……メニューはまさにはまぐり尽くし。なかでも一番人気なのが、「はまぐりしゃぶしゃぶ」です。材料ははまぐり、昆布だしとカツオだしベースのスープだけといたってシンプル。鮮度と品質に自信がある証拠です。「パカッ!」と貝の口が開けば食べ頃のサイン。はまぐりから出ただしはほどよい塩気をふくみ、五臓六腑にじわりと染みわたります。

「波がおだやかな三重の内湾で育ったはまぐりは、柔らかでクセがなく食べやすいと言われているんですよ」と教えてくれたのは、はまぐり愛がほとばしる児島秀史店長。「ここのはまぐりなら食べられる!」と苦手意識を克服して帰る人が大勢いるのだとか。
また、しゃぶしゃぶとあわせて味わいたいのが、「焼はまわんこ」。お通しとして2個の焼はまぐりが出てくるのですが、お客さんの「スタート!」のかけ声を機に、わんこそばのように焼はまぐりが出てきます(もちろん「ストップ」の声で終了するのでご安心を)。1kg(約30個)のはまぐりを豪快に焼きあげる「ガンガン焼き」もあり、仲の良いメンバーではまぐりをつつく飲み会も盛り上がりそう。

ほのかな塩気をふくんだはまぐりのだしに合わせたいのは、やはり日本酒ではないでしょうか? そして地元の食材には地元のお酒が一番! というわけで、優しい味わいにそっと寄り添う三重の銘酒がスタンバイ。腰を据えてはまぐり料理と地酒の妙を楽しむリピーターの呑ん兵衛さんが多いのも納得。常連率は5割だとか。週4日通う人もいるそう。


はまぐり料理と三重のお酒を楽しんだ〆に外せないのが、「はまぐり釜めし」。蓋を開けると、かぐわしい香りと共にはまぐりの旨みが染み込んだご飯が顔を覗かせます。心安らぐおいしさで、お腹がいっぱいでも箸が進んでしまいます。最初から最後まであったかはまぐり料理をめいっぱい堪能できる、「はまぐりパラダイス」です。

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2. 鶏をまるごと1羽使ったタッカンマリ鍋は、疲労回復&美容効果も期待。「ぽど 丸の内」

次のあったか名物料理は、新東京ビルB1Fにある「ぽど 丸の内」。オーナーが韓国出身とあって、本格的な料理がおいしいと丸の内ワーカーの口コミを呼んでいる人気の韓国居酒屋です。
伝統的な韓国料理である「タッカンマリ鍋」が今日のお目当て。鶏肉をまるごと1羽分使った贅沢な鍋で、鶏肉がほろほろに柔らかくなるまで8時間かけて弱火で煮込みます。肉や骨から豊かな旨みが溶けだしたスープは、それ自体が立派なごちそう。しっとりとジューシーな鶏肉、白髪ネギ、焼きジャガイモ、もやし、トック(韓国の餅)と共にスープをいただきます。現地スタイルにならって特製の醤油ダレにマスタードを入れると味がキリッとしまり、また違ったおいしさに味変(あじへん)します。栄養満点なので精がつく上、「飲むエステ」と言われるほど美肌効果があるそう。

鍋以外のあったか料理も多彩です。たとえば、「ジュ〜!!」という音と香りで食欲を刺激する鉄板料理「豚肉と野菜のコチュジャン炒め」。コチュジャン(韓国の辛味噌)の辛みが、濃厚な旨みが特徴の豚ネック(首肉)と野菜の甘みを引き立て、クセになる名つまみです。また、ファンの多い「海鮮チヂミ」はもっちりとした独特の食感で、エビ、イカ、アサリの味わいと万能ネギが合わさり、海鮮チヂミとネギチヂミのいいとこ取り。どちらの料理もよく冷えた生マッコリと相性抜群です(口当たりがマイルドで飲みやすいので飲み過ぎにご注意!)。

生マッコリは乳酸菌の酸味と微炭酸が楽しめ、一般的なマッコリに比べてよりフレッシュな飲み心地が特徴。その生マッコリがこちらでは常時18種も楽しめます。フルーティーで飲みやすいフレーバーからさっぱり辛口系まで、ここまで豊富に揃うのは日本ではレア。飲み比べも楽しいですし、本場・韓国の居酒屋のようにやかんマッコリで提供されるので、がぜん気分が上がります。


活気ある店内で、熱々の鍋&料理と冷たい生マッコリを味わう……想像しただけで楽しくなりませんか? しかも少しずつ色々楽しめる「韓国タパス(小皿)」も充実。常連率7割という数字の通り、一度来たらまた再訪したくなるゴキゲンで温かな韓国酒場です。

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3. 滋味あふれる合鴨のすき焼とだし割りにノックアウト。「うどん山長 大手町」

大手町フィナンシャルシティ サウスタワーB1Fにある「うどん山長」は、大阪の台所・黒門市場にある創業100年を迎える老舗カツオ節問屋が手がけるお店。名物のうどんはもちろん、自慢のだしを使った創作料理も楽しめる、「飲めるうどん屋」さんです。しかも、どの料理もひと口食べれば「これは!」と嬉しくなるレベルの高さ。
スタイリッシュで落ち着いた店内で出てきたのは、ロゼ色の合鴨が美しく輝く「合鴨すき焼」。少し甘めの特製醤油が合鴨特有の深い味わいにマッチし、隠し味のバターがコクをプラス。添えられた春菊、焼きネギ、ゴボウ、焼き豆腐が風味豊かなタレを吸って、生き生きと個性を放ちます。目も舌も華やぐ、豪華で楽しい鉄板メニューです。

次は、「豆乳だしのおでん」。だし巻を筆頭に、あおさのしんじょ、湯葉巻、大根、ジャガイモ……にぎやかな面々をまろやかな豆乳が優しくまとめます。男性にも人気なのだそう。
そして「おでんに合わせるなら……」とオススメされたのが、「だし割り」。好みの日本酒を選んだら、厨房で自慢のだしとブレンドし、お燗にして提供されます(こうすることでだしの臭みが出にくくなるのだそう)。アルコールが適度に飛んで優しい口当たりになっただし割り、「日本に生まれて良かった……」と幸せ感じるおいしさです。


そして、忘れてはならないのが、「うどん」。「料理とお酒をかなり召し上がっても、それぞれ一人前ずつうどんを頼まれる方が多いですね」と優しく微笑むのは、店長の小野優香さん。ユズが香る「牛玉」は塩気を抑えてだしの旨みを最大限に生かした、洗練された味わい。牛肉も柔らかで優しく関西風の味つけなので、飲み疲れた胃にもするりと入ります。麺は細打ち麺、平麺に近い太麺から選べるのも嬉しいポイント。
料理やうどんなど大半のメニューに使われるだしは、大阪・黒門市場から取り寄せる2種のカツオ節、サバ節、椎茸、うるめイワシ、昆布を合わせて毎朝丁寧に取っています。澄みきった「きれいな味」は、店のかなめなのです。


ご紹介した「合鴨すき焼」も「豆乳だしのおでん」も、冬限定のお楽しみ。寒い今の時期ならではのあったか名物料理、ぜひ大手町で堪能してください。女性スタッフが元気なお店なので、男性はもちろん、お酒好きの女性も安心して楽しめるはずです。

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4. 熱々ぷりぷりのもつ鍋は必食。「二◯加屋長介 大手町店」

最後は呑ん兵衛の好物、「もつ鍋」です。大手町パークビルディングB1Fにある「二◯加屋長介」は、明太子、酢モツなど福岡の郷土料理が気軽に楽しめるうどん屋さん。
お客さんのリクエストで生まれ、最近じわじわ人気を呼んでいるのが、「もつ鍋」。新鮮な牛の小腸、キャベツ、ゴボウ、ニラ、豆腐、ニンニクというオーソドックスな具材が好印象です。うどんでも使われるだしを利かせた醤油ベースのスープが、もつの甘みを一層際立たせます。もつと野菜をかきこんでだしをすすれば、汗をかくほど全身が温まります。

また、うどん屋さんなのにひねりの効いたおつまみ系が充実しているのも見逃せません。 香ばしい胡麻ダレに負けないほど脂が乗った「胡麻カンパチ」、九州らしい「いわし明太」「厚切雲仙ハムカツ」など、これまた心憎いメンツ。日本酒も手堅いラインナップで、運が良ければ「新政」などのレアな銘柄にも出合えるかも?


「うちで一番手間がかかっているのは、やっぱり『だし』です!」と教えてくれたのは、店長の池上雄也さん。カツオ節、アジ節、サバ節、羅臼昆布、カタクチイワシなどの天然素材で丁寧に取ったうどんだしは、シンプルで完成された味わい。手間も原価もかかっています。そして、麺は柔らかな博多うどんでもコシの強い讃岐うどんでもない、オンリーワンの喉越しが特徴。
なかでも人気の「鶏白湯うどん」は、このメニューのためだけに鶏ガラをコトコト煮込んだ白湯スープを惜しみなく使った1杯。ねっとり優しいスープにつるんと優しいうどんが馴染み、柚子胡椒がピリリとアクセントを加えます。

「飲めるうどん屋の最新形」と言えるこちらのお店。「ここで軽く1杯やって、界隈の居酒屋さんではしご酒かな」なんて思いながらも、専門店顔負けの本格的なもつ鍋が登場し、おつまみとお酒に脇をしっかり固められ、〆のうどんまでここ1軒で完結できるので、お尻に根っこが生えてしまいそうです。

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おいしくて楽しい丸の内エリアには、バリエ豊かな「あったか名物料理」が満載!
いかがでしたか? 4軒とも「名物」の名に恥じない、店の思い入れががっちり投影された自慢のメニューでした。そして、どのお店もスタッフの皆さんがとてもフレンドリーで温かかったのが印象的。皆さんも寒風に負けないように「あったか名物料理」を食べて、身体も心もポカポカに温めてください。
撮影:本野克佳 取材・文:森本亮子 構成:笹 元(Roaster)