食べログ ピザ 百名店 2018

ピザマニアが太鼓判の今年行くべき5大名店!

ピザの名店100店を昨年から発表している「食べログ ピザ 百名店」 。今年新たに百名店入りしたお店の中から、まず行くべきお店と食べるべきピザを、ピザマニアのJaffaさんに教えてもらいました。

今年新たに百名店入りしたお店にはどんな傾向が?

「今年新たに選ばれたお店は13軒ありますが、老舗のアメリカスタイルのピッツァやローマピッツァの店が数軒あるものの、全体的な傾向的としてはやはり『ナポリピッツァ』が主流になっていると感じました。ピッツァ以外の料理や雰囲気などで高い評価点を受けているお店もありますが、今回“必食の5軒”としてピックアップしたお店は、全て薪窯を使っている人気店です。伝統的なピッツァ職人の高度な職人技でナポリの伝統的なピッツァを提供しているお店を5軒紹介します」(Jaffaさん)

1. ラ フィーリア デル プレジデンテ(横浜):人気が定着したナポリの名店で食べるべきは、名物のピッツァフリッタ

ナポリの名門ピッツェリア「ラ フィーリア デル プレジデンテ」が横浜の馬車道にオープンして今年で2年。本国ナポリのオーナーのマリアさんはイタリアでも人気者で、テレビや雑誌などにもよく紹介される有名人です。お父様の故エルネスト・カッチャリ氏は、アメリカのクリントン大統領がナポリを訪れた際にピッツァを作ったことで有名なピッツァ職人で、行列のできる人気店「da ISA」の山本尚徳氏や「ジャンカルロ トウキョウ」の小曽根シェフを筆頭に、日本でも多くの弟子たちが活躍しています。木の質感を感じられる落ち着いたお店で、1階はカウンター席のみで10名程度、2階はテーブル席で30名程度入れます。

 

豊富に揃う前菜は、ハムやチーズなどの冷前菜、クロケットやゼッポリなどナポリらしい揚げ物もおすすめですが、ぜひ「アンジョレッティ」を食べてみてください。このアンジョレッティを食べた時に、この店の実力が感じられます。揚げたピザ生地で作るサラダですが、揚げ物なのにとても軽く食べられます。

ピッツァのおすすめは、やはりナポリのプレジデンテでも名物の「ピッツァフリッタ(揚げピザ)」です。リコッタチーズやハムなどを、二つ折りにした生地で包んで揚げるので、見た目は大きな揚げ餃子のよう。

あのプレジデンテのピッツァフリッタが日本で食べられるなんて最高です。油で揚げているとは思えない軽い食感に、リコッタチーズやベーコンなども軽く感じさせる、ふんわりかつさっくりとした食感もおいしいピッツァフリッタです。

2. リストランテ ピッツェリア ジャンカルロ トウキョウ(六本木):ワインからデザートまで楽しめるリストランテで必食は“トリュフ薫るポークと玉子のピッツァ”

昨年六本木にオープンしたお店で、百貨店などのイタリア展などにも出店する人気店です。いつも満席なので必ず予約して行きましょう。オーナーの小曽根シェフはトスカーナ、ロンバルディア、ナポリ、ソレント、サンタガタと7年半もの間イタリアで料理修業をした後、再度ナポリに渡ってピッツァの修行をして、2016年にイタリアで開催された「イタリアカップ」に参戦。エントリーした約200人のイタリア人と競って総合優勝した実力派。ピッツァはもちろんですが料理やワイン、ドルチェまでをフルに楽しめるリストランテです。

おすすめのピッツァは「ピッツァ・ジャンカルロ (自家製ポルケッタ、モッツァレラ、トリュフペースト、玉子)」です。生地の旨味に、豚肉の旨味、ミルキーなモッツァレラチーズ、トリュフの薫りと玉子のコクを黒胡椒でピリッと引き締めるジャンカルロの名物ピッツァです。

 

また、裏メニュー「ピッツァ Jaffa」もおいしいですよ。ジャンカルロ トウキョウのオープニングで私Jaffaとのコラボで誕生した「ピッツァJaffa」は、揚げ茄子と挽肉とカラブリアの唐辛子を使って生の山椒を利かせたスペシャルな一枚。辛口ピッツァなのでビールにもよく合います。メニューには載っていませんが、ディナータイムの予約をする時に相談すれば作ってくれる可能性のある裏メニューです。

3. エッセドゥエ(赤坂):ナポリピッツァ人気の火付け役!ピッツァの基本「マルゲリータ」が旨い!

赤坂の路地裏にあるナポリピッツァの名店「エッセドゥエ」は、まだナポリピッツァが一般的になる約20年前から、ナポリの薪窯で焼く本格的なナポリピッツァを提供している老舗。窯はナポリの名門ジャンニアクント社の、歴史を感じさせる窯を使用しています。

ピッツァの生地もどこか懐かしい感じのするクラシカルな生地で、強めの焼きと口溶けの良い食感。こちらのおすすめは定番のマルゲリータです。ピッツァランチで「マルゲリータ」にプラス500円で、モッツァレラを水牛に変更するとさらにおいしく楽しめます。僕はスープとドルチェも追加しますが、どちらも価格以上のおいしさと満足感があるのでお腹に余裕のある方には追加をおすすめします。デザートの紅茶のジュレとレモンのムースは、これだけ食べに来たいほど完成度の高い一品。エスプレッソはナポリの珈琲豆ボルボーネを使用し、クレマが厚くてマニアも納得のエスプレッソです。ワインも充実しているので、ランチ利用だけでなく仕事帰りに前菜やワインも楽しむのももちろんおすすめです。

4. スーペルノヴァ(三鷹):伝統的な作り方を守る絶品マリナーラ!

オープンして3年を迎える三鷹の人気店で、開店時間直後の11時半を10分くらい過ぎて到着した時は、すでに店内に二組のお客様がいて、12時を待たずに満席に。店内入ってすぐにカウンター席があり、一人でも気軽に入れそうな雰囲気のお店です。

生地がおいしいこちらで食べてほしいピッツァは、シンプルなマリナーラです。直径30cmの大きなピッツァを、ナポリのカプート社の小麦粉を使い、ナポリのアクント社の薪窯で焼き上げるという伝統的なナポリピッツァです。マリナーラはトマトソース、オレガノ、ニンニク、バジルというシンプルなピッツァなので生地の旨い店でなければおいしく食べられませんが、こちらは間違いなしのおいしさです。

 

ニンニクはフレッシュなものを直前にスケッパーなどでカットする伝統的な手法で作られています。効率よく電動スライサーや包丁などでスライスする職人も増えていますが、ナポリの巨匠がへらのような道具で神業のような速さで薄くスライスするのを見ると、ナポリだなぁと感心します。焼き上がったマリナーラは小麦の旨味とトマトの甘味と酸味、オレガノの香りにフレッシュなニンニクが見事なハーモニーを奏でます。

5. イル ピッツァイオーロ(三軒茶屋):コスパの高いランチは、絶妙なバランスの「マリナーラ」がおすすめ!

三軒茶屋のランドマーク「キャロットタワー」の裏で、10年以上前から営業している地元の人気店です。外から見ると狭い店に見えますが、店内は奥に進むと思いのほか広くなっていて、イタリアの写真が素敵な、落ち着いたヨーロッパ調のインテリア。入口から見えるところに多くの名店も使っている山宮かまど工業所の薪窯が据え付けられています。ご近所の奥様方の憩いのスポットといった雰囲気のお店です。

平日のランチタイムのみ提供している1,300円(税込)のお得なランチセットは、お好みのパスタかピッツァ、温野菜盛り合わせ、自家製パン、ドリンクがセットになった充実の内容。この店で食べていただきたいピッツァは、「マリナーラ」です。しっかりと発酵させた口溶けの良さを感じる香り高い生地は、クラシカルなナポリピッツァの生地。その生地の上にはトマトの甘みと酸味に塩が加わったバランスが良いトマトソースがのり、フレッシュなニンニクとオレガノが絶妙にマッチしています。

 

教えてくれたのは、

日本屈指のピザマニア・Jaffaさん

 

日本人唯一の真のナポリピッツァ協会ナポリ本部の公式ブロガーで、食べ歩きオールスターズ「食べあるキング」のナポリピッツァ担当。これまでに3千枚を超えるナポリピッツァを食べ歩き、ブログ「旨い!ナポリピッツァ」が人気。TV、ラジオ、雑誌等でピッツァの解説、百貨店催事プロデュースやピッツァ職人コンテストの審査員も務める。