2021年も、もうすぐ「バレンタインデー」がやってくる! そして毎年の脳内会議に挙がるのは「限られた予算内で、誰に、どんなチョコレートをあげればよいだろうか?」という議題。「恋人や意中の人にはそれなりのものをあげたい」となると、家族や友人などに割ける金額は、より一層限られてきてしまう。だけど、激動の2020年〜2021年を生き抜く同士に、いつもより特別なバレンタインギフトを贈りたい気分!

そこで今回は、1,000円台(税抜)でも購入できる、近しい間柄の人に贈るのにふさわしいチョコレートについて、連載「スイーツ探訪」でお馴染みのお菓子の歴史研究家・猫井登さんに教えてもらいました。

贈る人はワクワク、もらう人は元気に! 手軽に買えるハイブランドの絶品チョコレート

少額の予算で商品を選ぶ場合のコツのひとつは、相手も知っている一流ブランド品を選ぶことだ。予算が限られているからと諦めてしまい、いい加減なものを贈るならば、贈らない方がよいかもしれない。

一流のブランド品というのは、そのブランドの店舗や百貨店など限られたところでしか購入できない。必然的にブランド品を贈られた相手は、わざわざ自分のために手間をかけてそこまで買いに行ってくれたのだと考える。また、自分のことをその一流ブランドに相応しい人間だと貴方が評価してくれたのだと思い込む。

そのような思いから、貴方には、商品価格以上の感謝が寄せられ、ひいては貴方のセンスの良さも評価されるに違いない。さて、どのようなブランドの、そのような商品を贈ればよいのか、具体論に入っていこう。

シックなパッケージが特別感をさらにアップしてくれる「アルマーニ ドルチ」

近時は変容も見られるが、日本でバレンタインデーと言えば一応、女性から男性にチョコレートを贈るというのが基本パターン。もちろんお気に入りのチョコレートブランドの商品を贈ってもよいが、相手がそのブランドを知っているとは限らない。

ブランド品というのは、あくまで相手がそのブランドを知らないと価値を発揮できない。「猫に小判」状態になってしまう。その点アルマーニならば、スイーツに疎い相手でも一流ブランドとしての認識率が高いのではないだろうか。

「アルマーニでチョコレートなんか売っているの? 高いんじゃないの?」という声が聞こえてきそうだが、アルマーニがチョコレートを販売しているのは2002年に開始した「アルマーニ ドルチ」というライン。

こちらの商品は、イタリア・トリノのお菓子作りの伝統を忠実に守り、ピエモンテ産I.G.P.ヘーゼルナッツ、ブロンテ産ピスタチオ、ピエモンテの山々から生まれたミルクなど、イタリアが誇る原料を活かして作り上げられた逸品。2019年からは、こちらのチョコレート全品を、トリノの老舗チョコレートブランド「グイド・ゴビーノ」が製造しており、品質・味わいとも間違いなし。

「プラリネ」4個入 1,800円

「プラリネ」(一口大のチョコレート)は、4個入の箱が1,800円からと1,000円台でも購入が可能。内容は、アルマーニの頭文字「A」を刻んだ「85%のダークチョコレート」と「ミルクチョコレート」のプレーン2種と、ヘーゼルナッツペーストをミルクチョコレートで挟んだもの、アーモンドクラッシュのガナッシュをホワイトチョコレートでコーティングしたものが入っている。こちらのプラリネは、2cm角のキューブ状で食べ応え充分。味わいも甘さが抑えられていて、お酒と相性がよい。

ホワイトチョコレートでコーティングされたプラリネは、中の挽いたアーモンドに塩味があり、ウイスキーなどと合わせてもよさそう。ボックスは、ロゴをプリントしたローズゴールドのメタリック仕上げ。ヘーゼルナッツカラーのロゴ入りグログランリボンを結んだお洒落な色合いで、贈り物に最適!

そして、ナッツや珈琲が好きな相手には、「ドラジェ」はいかがだろうか。

「ドラジェ」1,800円

ドラジェは、ピエモンテ産I.G.P.ヘーゼルナッツ、アーモンド、コーヒー豆を、75%ダークチョコレート、または、35%ミルクチョコレートで包んだもの。特にダークチョコのコーヒー豆は大人の味わい。

こちらは透明なパッケージなので、気軽にカジュアルに贈りたい相手にも!

※価格はすべて税抜