〈食通が占う、2021流行る店〉

新型コロナウイルスの流行により、飲食店にとっては大きな危機が訪れた2020年が終わりました。油断のできない状況は続きますが、各店が工夫を凝らし、おいしいものを届けようと努力しています。

そこで、グルメ情報を熟知した有識者に、2021年期待したいお店や料理についてアンケートを実施。

今回は、連載「スイーツ探訪」でお馴染み、お菓子の歴史研究家・猫井登さんに、今年注目の「ブレイクしそうな店」「2,000円以下のお手軽グルメ」をお答えいただきます。

教えてくれる人

猫井登
1960年京都生まれ。 早稲田大学法学部卒業後、大手銀行に勤務。退職後、服部栄養専門学校調理科で学び、調理免許取得。ル・コルドン・ブルー代官山校にて、菓子ディプロム取得。フランスエコール・リッツ・エスコフィエ等で製菓を学ぶ。著書に「お菓子の由来物語」(幻冬舎ルネッサンス刊)「おいしさの秘密がわかる スイーツ断面図鑑」(朝日新聞出版刊)がある。

2021年ブレイクしそうな飲食店

Q. 2021年にブレイクしそうな飲食店は、ずばりどこですか?

A. 「パティスリー ユウ ササゲ」です

八坂牛太
出典:八坂牛太さん

長年通っている店ではあるが、近時、ケーキの味わいが一層奥深く、旨味を増している印象がある。更なる飛躍が見込まれる、まさに円熟期を迎えつつあるお店。

アンダー2,000円のお手軽グルメ

Q. 2021年にブレイクしそうな、2,000円以内のグルメを教えてください

A. 「ミンスクの台所」のホヴォロスト(税込570円)

「ホヴォロスト」
「ホヴォロスト」   写真:お店から

日本では珍しいベラルーシのデザート。揚げ菓子だが、油っぽさは全くなく、もっちりとした食感で優しい味わいは、日本人にも馴染みやすい。盛り付けも可愛らしく一見の価値がある。

※アンケート内容と「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額を掲載しています。最新の情報はお店にご確認ください。
※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。
※外出される際は、感染症対策の実施と人混みの多い場所は避けるなど、十分にご留意ください。

文:猫井登・食べログマガジン編集部